木材は、もともとは、森にそびえ立つ大木だったのでしょう。
それが、切り倒されて、ある程度の乾燥を経て、木材に切り分けられるのです。
製材所の大きな機械の中を通る様子を疑似体験できる動画です。
カメラの小型化や高性能化により、このような撮影ができるようになりました。
木材がここに投入されると、有無を言わさず、姿を変えられていくのですね。
近年、自分の作業場で、刻みをする大工さんは、著しく減少しました。
それに変わって主流になっているのが、プレカットという手法です。これは、大きな工場で、木造住宅1軒分の材木を加工する方法です。
以前に、プレカット工場らしきレイアウト図を書いたことがありましたが、多種多様な機械があり、どのように使うか理解不能なものまでありました。ちょうど、その方式がはじまった頃なのでしょうね。
製材だけでも、かなりの効率化になるのですから、その後の加工工程までも機械化されると、トータルでコストダウンにはなるのですね。
しかし、日本独特の大工さんの技術の継承が難しくなっている一面でもありますので、誰かが継承してくれると良いなと考えています。
複雑な心境の人が多い時代ですね。