『2 知恵のある者の舌は知識をうまく用い、愚かな者の口は愚かさを吐き出す。 箴言15:2新改訳2017』
「舌の根」は、どこに繋がっているのでしょうか?
それは、「心」ではないかと、私は考えています。
口先では、お世辞を言おうとしても、なかなか覆い隠せないのは、それが理由なのではないでしょうか?
心にあるのは、本音ですから、隠しきれないことが多いと感じています。
「愚かな者の口は愚かさを吐き出す。」とあるのは、これを余すことなく語っています。
心の状態が、露呈するのですね。
怒りがわき上がってくるというケースも、怒りを制御できない要素があり、それは、愚かさに繋がっていくのでしょうね。
一方、「知恵のある者の舌は知識をうまく用い」とあるのは、心の安定と平和を感じます。
自分を等身大以上に見せたいと感じると、ついついモリモリに、話を大きくしてしまう傾向が強くなります。
これが、聞いている人にバレると、信頼を失い、関係性が悪くなる懸念があります。
知恵がある者と愚かな者との対比です。このギャップは大きく簡単に埋められなさそうに感じます。
怒られたくないけれど、たまには誰かに叱って欲しいと感じるコトはありませんか?
人間の社会は、戦場でなくても地雷だらけのようにも感じます。
自分の配慮が及ばなければ、即、地雷を踏んでしまうことになります。
その時には、怒りという爆薬が炸裂します。
それは、怒る当人も気づいてない事の方が多いようにも感じます。
「無知」と言うより「未知」というイメージです。
怒りは、できるだけ消化しながら、回避していきたいですね。
ただし、誰かから教訓を得るという謙虚さも備えておきたいと考えています。
何かの価値観を大切に熟成しながら、その大切なエッセンスを誰かに伝えていけたら良いなあと考えている、今日、この頃です。