『 ◆家と土台
「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。」イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその教えに非常に驚いた。彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。(マタイ7:24新共同訳)』
スマホ全盛時代の最大の特徴は、多くの人が簡単にステキな写真を撮影できるようになったことですね。写真投稿できるWEBサイトもあり、「映える」ものが求められる背景もありますね。
観光名所の「ピサの斜塔」では、ピサの斜塔を支えようとしたり、指で押そうとしたり様々なアイデアで写真を撮影するようです。個性を全開させる斬新な写真の数々には「なるほど!」と唸って、見てしまいますね。
現実的には、少し傾いただけで、倒れる心配がないから、観光名所であり続け、観光客も近づいて、写真を撮影できるのですね。
近年、日本でも今までにはなかった災害が起きて心を痛めています。「想定外」という一言で説明されるのですが、「どうしてアノ場所?」という所が被害に遭っていたりして、状況を受け入れるのが難しいこともありますね。
この聖句では、「あなたの土台は大丈夫?」と問いかけていますね。
聖書に記されていることばを「聖句」といったり「みことば」と言ったりします。業界用語ですね。
『初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。(ヨハネ1:1新共同訳)』
とあるように、記されていることばという意味よりももっと深く、イエス・キリスト自身が、「創造主である神のことば」として、約2000年前に初臨されたというコトなのです。『わたしのこれらの言葉を聞いて行う者』とは、イエス・キリストを信じ、永遠の岩に土台を据える信仰者を意味しているのですね。