『正しい理屈や理論じゃないものが人間を動かすこともある、それを信じてもいいんじゃないかとぼくは思います。 (谷川俊太郎)』
「無理が通れば道理が引っ込む」とか「横車を押す」というフレーズがありますね。
ここで言われているのは、そのような力業ではなくて、心の機微に触れる何かというイメージを感じます。
結婚の条件などでも、数多く一致点がないと成婚に至らないという人もいるみたいです。結婚しても、チェックリストが違ったとなれば、離婚してしまうのではないかと、他人事ながら心配になりますね。
それよりも、「びびっときた」というフィーリングで、「この人と一緒にいたい」という感覚の方がより良い選択の場合もあるでしょうね。
遺伝子的には、視覚よりも嗅覚を頼りにした方が良いとも言われていますね。出来るだけ離れた遺伝子の方が子孫繁栄のためには、道理に適っているという話もあります。
実際の生活では、買い物をする時に、「値段はこれが手頃だけど、モノはこれの方が気に入った」とか、「値段は高いけれど、これを一回食べてみたかった。」とか、それぞれの価値観と好奇心で、選択肢が異なってきます。
家庭でも、経済優先か? ゆとり優先か? その時々のニーズに合わせて、選択を迫られる時が来ますからね。そんな時に、ヘタな策を弄しても、結果オーライの時もあれば、関係性が変わってしまうようなこともありますね。
話し合いの場があるとすれば、お互いの気持ちやよりよい人生を送るために、気持ちを出せる場にした方が良いのかもしれませんよ。