ハルマゲドンの戦い②　政治的・経済的バビロンが滅亡　イザヤ13:1-5

『1 バビロンについての宣告。これはアモツの子イザヤが見たものである。
2 「はげ山の上に旗を掲げ、彼らに向かって声をあげ、手を振って、彼らを貴族の門に入らせよ。
3 わたしは、わたしに聖別された者たちに命じ、また、わが怒りを晴らす勇士たち、わが威光に歓喜する者たちを呼び集めた。」
4 おびただしい民にも似た、山々のとどろく音、集まって来る国々、王国のどよめく音がする。万軍の【主】が軍隊を召集しておられるのだ。
5 彼らは遠い地から、天の果てからやって来る。全世界を滅ぼすための、【主】とその憤りの器だ。　イザヤ13:1-5新改訳2017』

ハルマゲドンの戦いの内容は、反キリストとイスラエルの激突の様相から始まりますが、その実、反キリストとメシア軍の戦いなのです。

第2段階の舞台は、「反キリスト」が留守にしている政治的・経済的バビロンです。

これについては、イザヤ書13章から14章、エレミヤ50章から51章、ヨハネの黙示録18章に記されている。

創造主である神【主】の御名の下に、ここに集結するのは、異邦人の信仰者たちです。「反バビロン」、「反・反キリスト」の軍勢が政治的・経済的バビロンを短期間で攻略し、滅亡させるのです。

『9 見よ。わたしは、大国の集団を奮い立たせ、北の地からバビロンに攻め上らせる。彼らはこれに向かって陣備えをし、バビロンはそこから攻め取られる。彼らの矢は熟練した勇士の矢のようで、空しくは帰らない。
10 カルデアは略奪され、これを略奪する者はみな、満ち足りる。──【主】のことば。
41 見よ、一つの民が北から来る。大きな国と多くの王が、地の果てという果てから奮い立つ。
42 彼らは弓と投げ槍を固く握り、残忍で、あわれむことがない。その声は海のようにとどろく。娘バビロンよ。彼らは馬に乗り、一つとなって戦列を整え、おまえを攻める。　エレミヤ50:9-10、41-42新改訳2017』

イザヤが100年前に見た世界の首都バビロンが攻められるのと同じ光景をエレミヤも見せられて記録しました。

それは、「反キリスト」がいないバビロンが、突然、短時間で、簡単に滅びる（ヨハネの黙示録18章）という内容です。

「反キリスト」は「キリスト」と違いニセモノなので、一箇所にしか居られない。「キリスト」は、偏在という同時に何か所にも居られる性質を備えています。この差は天と地の開きがあります。

アメリカ合衆国が主導したイラク戦争についての結果や評価については、様々なものがあります。

サダム・フセインは、イラクをかつてのバビロンのように再建しようと、日本の建設会社に発注していたという情報があります。かれは、第2のネブカデネザルを目指していたというのです。積み上げる予定の石に、「バビロン再建をサダム・フセインが成し遂げた」という記述があると聞いたこともあります。

ただし、アメリカ合衆国の大統領だったブッシュは、十字軍を旗印としていたので、そのスタンスは各方面で大きな波紋を呼んでいます。その結果、生物化学兵器など存在せず、石油利権や金の強奪などを行ったという負の遺産を背負うことになったという一面もあります。

創造主である神【主】は、これらをどのように扱うのか非常に興味深いですね。

2023年は、世界を10の支配地域に分ける準備段階のように感じています。その次の段階が、大患難時代の入口になるのでしょうかね。

ハルマゲドンの戦いについてリンク（公開予定のものも含みます。）

ハルマゲドンの戦い①　イズレエルの谷に反キリスト同盟軍集結　ヨハネの黙示録16:12-16

https://howtogetfree.hatenablog.com/entry/2023/09/10/000000

ハルマゲドンの戦い②　政治的・経済的バビロンが滅亡　イザヤ13:1-5