ハルマゲドンの戦い⑧　勝利の後にオリーブ山に立つメシア　ゼカリヤ14:3-5

『3 【主】が出て行かれる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。
4 その日、主の足はエルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山はその真ん中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ、残りの半分は南へ移る。
5 「山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたはわたしの山々の谷に逃げる。ユダの王ウジヤの時に地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げる。」私の神、【主】が来られる。すべての聖なる者たちも、主とともに来る。　ゼカリヤ14:3-5新改訳2017』

再臨したメシアが、反キリスト勢と戦い、勝利を収めた後に、「オリーブ山の上に立つ」と記されています。ここで、ハルマゲドンの戦いが終結したと言いたいところですが、その後に天変地異も起きることが預言されています。

「主は最初にユダの天幕を救う（ゼカリヤ12:7）」とあるのは、「ボツラに避難している民が先」という意味で、その後、エルサレムの民を救うという預言です。

それは、再臨のメシアがオリーブ山の上に立つときに、「その真ん中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ、残りの半分は南へ移る。」とあります。

これは、千年王国への地形の変化と考えられています。

また、それは、第七の鉢の裁きにも関連しています。

『17 第七の御使いが鉢の中身を空中に注いだ。すると大きな声が神殿の中から、御座から出て、「事は成就した」と言った。
18 そして稲妻がひらめき、雷鳴がとどろき、大きな地震が起こった。これは人間が地上に現れて以来、いまだかつてなかったほどの、大きな強い地震であった。
19 あの大きな都は三つの部分に裂かれ、諸国の民の町々は倒れた。神は大バビロンを忘れず、ご自分の激しい憤りのぶどう酒の杯を与えられた。
20 島はすべて逃げ去り、山々は見えなくなった。
21 また、一タラントほどの大きな雹が、天から人々の上に降った。この雹の災害のために、人々は神を冒涜した。その災害が非常に激しかったからである。　ヨハネの黙示録16:17-21新改訳2017』

「これは人間が地上に現れて以来、いまだかつてなかったほどの、大きな強い地震」とあるのは、どれほどのものなのか、想像さえできないスケールなのでしょう。

その結果、オリーブ山は、北と南に分かれ、大きな都（エルサレム）は、三つに裂かれると預言されています。このオリーブ山が割れた谷は、エルサレムのユダヤ人達が地震を逃れる避難路になると言われています。

この地形の変化は、ビフォーアフターを比較してみないと、今からは想像さえ難しいですね。

また、「一タラントほどの大きな雹が、天から人々の上に降」ると記されています。

この単位は、諸説あり、34kgとするもの、45kgや55kgと換算するデータまであります。いづれにしても、34kgを下回ることはないですね。お米の袋30kgよりも大きな雹が落ちてくるのなら、その影響も甚大でしょう。

さらに、暗黒が襲うとの預言（マタイ24:29、ヨエル3:14-17）もあります。

あまりにも、ショッキングな光景を覆い隠すような暗黒に包まれるようです。

これらをもって、ハルマゲドンの戦いは終結するのです。

その時に、私はどこにいるのでしょうか？　そして、あなたは？

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