不安の種は尽きません。
クスリや除菌や保険などのCMは、強烈なインパクトと見事なプレッシャーを与えてくれます。
犯罪のニュースも、犯罪の手口を暴露していたりして、模倣犯が出るケースもあります。
特殊詐欺の犯罪も後を絶ちません。なにか、深い闇を見せられているように感じます。
「不安から、何かを得る」というビジネスモデルですね。
古来から伝わる不老不死の発想と繋がります。
即効性があるとは思えないサプリメントや化粧品などを、オススメなさるのですね。
サプリメントの中には、効果を実感しているものもあるのでしょうけれど、日本の場合、かなり野放し状態だと指摘されています。
「老い」や「死」に関する煽りは、凄まじいものを感じます。
肉体の状況を考えれば、老いていくのは自然だし、いつか肉体的死を迎えるのは必然です。
まるで、これに抗議するかのような煽りです。
大切なのは、この煽りの渦に飲み込まれないようにする事です。
このプレッシャーだけで、かなりのストレスをかけられているので、これから離れるだけで、寿命が延ばせる可能性が出てくるような気がします。
「死」を迎えた本人は、永遠の世界へと旅立ちますから、アンチエイジングに気を遣う必要がありません。
不安の先取りの構図も垣間見えます。
老いること、健康のリスクなど、未知のことに対して、ある程度の備えができれば良いでしょうけれど、過度にする必要はありません。
状況の変化に合わせて、対応していけば良いのです。
不安が強くなっていると感じたら、テレビのスイッチをオフしてみることをオススメします。
その状態で、自分自身と向き合ってみると、本当に必要な要素が見えてくるのだと考えています。