『知恵のある者のおしえはいのちの泉。これによって、死の罠から逃れることができる。(箴言13:14新改訳2017)』
肉体に宿って生かされている人間の致死率は100%というのが確定している肉体的生命のゴールです。
死亡の確認をできない人の話を聞きますが、これを回避した人はいないようですね。
また、肉体に宿っている魂は永遠の存在です。
人間の魂には、この世での天寿を全うした後に、永遠の旅路が待っているのです。
肉体に宿っている間の人生は、至るところに落とし穴が口を開けて待っています。
それは、失望や絶望など、希望を持てないようにする強烈なマイナスのエネルギーとなります。
希望を失望に変えることによって、魂を仮死状態にされると、生ける屍と形容されるような生気を失った状態になり、体調にも深刻な影響を与えます。
「いのちの泉」と記されている教えは、この失望状態から、希望へと立ち上がらせる事ができるのです。
そもそも、「どうして絶望するのか?」は、「このままの道を進むと、きっと大丈夫ではない」と免疫系の反応が、ストップをかけてしまうこともあるでしょうね。
人間は、受け継いだ遺伝子の末路を漠然と理解しているかのような、悲観シナリオを鮮明に描いてしまうことがあります。
それは、創造主である神に創造された最初の人間アダムが、致命的な判断をしたため、「罪の状態」に陥り、死への道筋が、受け継がれる遺伝子に初期設定されることになったのです。
その死は、肉体的生命の死だけではなくて、やがて、永遠の終わることが無い死を迎えるのです。
それに対する漠然とした不安が人間を支配し続けているのです。
不安の正体に気づくことが知恵者の最も大切なポイントであり、どうすれば、永遠の幸福(いのち)へ至る道に入ることができるかが、大きな分かれ目になります。
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです(ヨハネ14:6新改訳2017)」
メシアであるイエス・キリストは、正義である自らのすべてを十字架にはりつけ、全人類の罪科を背負って、唯一無二の生け贄として、永遠のいのちを確実にしてくださいました。
これを信じ受け入れることこそ、最高の知恵を得ることになります。
この唯一の道が、死の罠から逃れる方法なのですね。