縁起物に納豆を食べて粘り強くなれれば良いですけれど、効果のほどはいかがでしょうね。
構造物に使われる素材は、その特性に合わせて採用されます。
コンクリートは、圧縮に強く耐久性も期待できます。鉄は曲げなどの強度に優れています。この二つの素材のいいとこ取りの組合せが、鉄筋コンクリートとして、ビルや道路、橋などに使われるのですね。
お互いを補完し合う関係性によって、強度を得ているのですね。
最近のストレス社会を生き抜くために、レジリエンスという考え方が出てきました。
デジタル大辞泉によると『弾力。復元力。また、病気などからの回復力。強靱(きょうじん)さ。リジリエンス。』とのコトです。
ストレスなどで、プレッシャーをかけられた時に、自分が押しつぶされないために必要なチカラということですね。
筆者は、「風に吹かれても揺れる柳の枝のようなしなやかさ」と理解しています。
かなり強い風に吹かれても、柳の枝はユラリユラリと揺れて、風が収まれば何事もなかったように、元の姿になります。このような「復元力」が、レジリエンスなのかなと考えています。
ターゲットを決めて、モノゴトに取り組む時に、自分の目的だけを遂げることにフォーカスするならば、自分だけで達成したとしても、独り善がりな状況を招いてしまいます。
大切なのは、関係者の許容範囲で、達成感を分かち合えるのがベストということではないでしょうか?
熱心なあまり、結果だけに拘って、粘着質と思われても、双方の関係性に悪影響が出る場合もありますね。
「程よい加減」を目指したいと考えています。