相手とのより良好な関係性を構築するために役立つかも知れないお話しです。
それは、「納得ポイント」がどこにあるのかという考え方です。
どうしても、相手に理解して行動して欲しいと言う気持ちが強いと、相手を論破して説得するという方向に走ってしまいがちです。
私もこれをやらかしがちです。
でも、意識と順序が違うのですね。
それは、人間は正しいと理解しても、説得されても動きたくないのです。
自分もそうですからね。
どのようになれば行動できるか?
それは、納得できた時です。
その為には、理論よりも情熱が大切で、さらに、相手との信頼関係がなければ、説得や納得にたどり着けません。
信頼関係がベースにあってこそ、共感が得られ、納得へと、さらに近づくのです。
アリストテレスは「説得の3原則」をあげています。
アリストテレス「弁証論」「説得の3原則」
ロゴス 理論を立てて説明すること(英語のlogic=論理)
パトス 情熱をこめて熱く語ること(英語で言うとpassion=感情)
エトス 相手から信頼され、共感し合うこと(英語で言うとtrust=信頼)
この説得の3原則を活用しながら、相手の中の「納得ポイント」を探ることが、近道なのでしょうね。
何よりも、信頼関係を構築して、共感を得やすくしておくことが、人間関係を温めるキモのようです。
普段から、利害関係を超えた温かい人間関係を構築して行きたいと考えています。
人間は、感情優位の生き物であり、信頼関係を大切にでき、共感できるすばらしい存在ということをイメージしておきたいですね。
論理は、大切ですが、論理を拒むのも受け入れるのも、信頼と感情という関所があるのですからね
参考資料:あの人にイライラするのは、部屋のせい。米田まりな 整理収納アドバイザー