永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

わかりやすい聖書ガイドヨハネの黙示録発売中。肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

トラウマについて考える 6

トラウマの影響をふまえた話の聴き方について

心の傷が深いと自分で何をどのように表現して良いか分からない状態になるコトが多いです。その様な時には、主に、次の3つのパターンを使い分けて、当事者が、自分の気持ちや状態を客観視できるように援助する必要があります。

時には、途方もない沈黙の時もありますが、それは、非常に大切な時間なのです。

代弁とは、相手の気持ちを察して伝える事です。例えば、「指摘したり、決めつけたりせず、「○○かな」とつぶやく」だったり、「どうしたの? イライラしてる?」「怒っているみたいだ」などと、当事者が、表現できない要素を冷静に観察し、表現する取り組みです。

共感とは、相手の気持ちを理解するように務めることです。例えば「そうなんだ、イライラしているんだね」とか「腹が立っているときって、むしゃくしゃするよね」などと、相手の感情に対して寄り添う事です。これは、同意とか同調とは異なります。その条件下で抱く一つの感情を発見することという認識が大切です。

妥当化とは、相手が抱いた:当然の心情であることを認める事です。例えば「うまくできないときって、イライラするものだよね」「バカにされたと思ったら、だれでも腹が立つもの」などです。

感情の整理に寄り添うという視点で、当事者が、そのやり取りを元に、自己正当化しないようなアプローチが求められるのです。

非行・犯罪の理解と支援の基本について

当事者が、行った過去のあらゆる行動や症状には「必要性(ニーズ)」があります。当事者の行動は、社会に受け入れられない形だったとしても、それを「善か悪」ではなく、「健康(公衆衛生)」の観点でみる必要があります。そして、当事者にとっての「必要性(ニーズ)」を健康的に満たせる方法を少しずつ増やすようにアプローチしましょう。

しかし、回復には痛みが伴うものです。当事者にとっての「防具」である症状がとれていくことの新たな苦痛も出てきます。また、回復への両価的な感情:証拠がなくなるおそれもあります。

早く傷を治したいから、かさぶたを外してしまうというせっかちなタイプも存在します。

でも、本来は、かさぶたはその役目を終えると、剥がれてくるという原理がある事も、こころに留めておきたいものです。

つまり、痛みをなくすのではなく、痛みを認める事が先にしなければいけない事です。

それは、「コンパッション (慈悲・慈愛、思いやり)」です。また、「痛みを否認せずに認める」事は、「弱さでも恥でもない」のです。

 

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