永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

わかりやすい聖書ガイドヨハネの黙示録発売中。肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

聖書ダイジェスト版(3)

 イスラエルの民は、好意的に受け入れられエジプトに定住するようになりました。しかし、政権が変わり、奴隷化が進みました。そこで、【主】は、モーセをリーダーに選び『出エジプト』させました。



 その過程で、エジプトでの最後の災い『初子の死』を回避するために【主】からイスラエル人に示された『過越の祭出エジプト12章)』こそが、イスラエルの民のみならず、全世界の人のために、重要な意味合いがあったのです。それは、女の子孫と言われるメシアであるイエス・キリストが十字架で犠牲になることのひな型だったからです。
 出エジプトの状況を映画化したのが十戒です。映画のクライマックスシーンは、モーセが目前の海の水に対して合図を送り、民が渡れる道をつけるシーンです。



 【主】が、「イスラエルの民を出エジプト」させ、約束の地カナンに四十年かけて荒野を移動させたのは、イスラエルを『創造主である神【主】を真に礼拝する民』として聖別するためでした。そのために、幕屋がつくられ、レビ族が祭司として、礼拝を導く役割を与えたのです。幕屋の聖所と至聖所の間には分厚い隔ての幕(手巾ほどの厚み)がありました。これを超えられるのは、大祭司のみで、一年に一度、犠牲の動物の血を携えてくぐるしか方法がありませんでした。



 ヨシュアの時代に、アブラハムに約束された土地「カナン」に入り定着します。士師の時代を経て、イスラエル統一王国時代となります。サウル王、ダビデ王、ソロモン王と続いた王政ですが、その後、南北に分裂王国となり、北王国はアッシリア捕囚となり離散します。ユダ王国はバビロン捕囚された後、祖国に帰還したものの属国になるという歴史をたどりました。
 
(9)ローマ帝国の属国だったA.D.1年に、メシアであるイエス・キリストが誕生しました。これは、メシアを待望していた信仰者には朗報となりましたが、指導者や権力者には大きな憂いの種となりました。自分の地位を脅かされると感じたヘロデ王は、イスラエル男児を抹殺したこともありました。
 イエス・キリストは、100%神(第二位格)であり、100%人間(「罪」を取り除く子羊)であるという存在でした。もちろん系図アブラハムからダビデを経由してヨセフ(養父)に至る(マタイ1章)ものと、母マリアからダビデアブラハムを経由してアダムに至る(ルカ3章)ものがあります。それは、メシア預言で示されたものを裏付けるために重要でした。
 また、イエス・キリストは、ご自身がメシアであることを示すために、奇跡を行われました。悪魔(サタン)に試みられ、律法学者には詰め寄られました。それでも、律法を守り、罪を犯しませんでした。その義人が『「罪」を除く神の子羊』として十字架に架けられて死んだ時に、全人類の「罪」の贖いが完結し、神殿の聖所と至聖所の隔ての幕が上から下へ裂かれました。そして、葬られ、三日目に復活されたのです。



 それは、隔ての幕が裂かれたことにより律法の時代が完了し、『主イエス・キリストの御名』によって、『【主】と人間が交流ができる新約時代』の幕が開けたのです。



 その当時、一般民衆だけではなく弟子たちまでもが、『栄光の王メシア』を期待していました。でも現実は、十字架で贖いを完成させる『受難のメシア』として、この世に来られたのがイエス・キリストです。
 いよいよ、『【主】のめぐみ』の時代の到来です。イエス・キリストが昇天した後に、聖霊(第三位格)降臨がありました。信仰告白の瞬間に助け主として内住されるのです。つまり、めぐみの時代の信仰者は『神の宮』なのです。

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