断捨離や整理整頓というと、「捨てろ」と言うプレッシャーを感じる人が圧倒的に多いですよね。私もそう感じる一人です。
しかし、「捨てるよりも残す意識」が大切と言われます。
別な言葉で言うと、「これからの人生をどのアイテムと暮らすか、そこに連れて行きたいのはどれ?」ということになるのだそうです。
案外、選ぶときの心理状態もかなり複雑ですね。
まず、その物の想い出、いくらで買ったとか、誰にもらったとかをイメージします。
時間軸で考えてみると、「過去」にタイムスリップしてしまっています。
つまり、「今」とか「将来」の意識が希薄になっているのですね。
想い出に浸るのはありとしても、その物を判断するためには、時間軸を「今から」に設定し直す必要があります。
また、欲しいものを選ぶには、「自分がそのまま使いたいもの」、「故人を偲ぶアイテムとして遺したいもの」、「家宝・伝統として受け継ぎたいもの」、などと分類すると良いようです。
ものが溜まるのは、分類が上手くいっていないから、なのかも知れませんね。
自分なりの分類を決めて、さらに、定量を設定すると、スッキリします。
入口と出口を自分なり設定できると、モヤモヤからは抜け出せることでしょう。
出口についてですが、とにかく家から出すコトが目標ですから、そこに向かって、残すものを選べば良いのです。
処分するものは、どのように家から出すのかを決める作業があります。
売る、譲る、廃棄処分するという選択肢はいくつかあります。
自分にゆとりがあれば、売ることや讓ることが可能ですが、とにかくスペースを空けることを優先したい場合は廃棄処分の一択が合理的かも知れません。
片付けは、至るところに、誘惑やワナがありますから、一番の目標を早く獲得できるマインド設定が最重要課題ですね。
参考資料:あの人にイライラするのは、部屋のせい。 米田まりな 整理収納アドバイザー