1945年に原爆(核兵器)が使用されてから75年経ちました。
それから、世の中がどのように変化したのでしょうか?
「核を持ち続け作り続けた国」と、「核を装備しようとして断念した国」、「装備するつもりもない国」と3種類に分かれています。
軍備、軍拡の話題になるときに、軍縮や非核化を論議すると「お花畑(理想論・思考停止)」と言われる論調が出てきます。
軍備拡張が正義だと考える勢力は、専守防衛や非核化を嫌っているようです。
でも、現実的に核戦争が起きたとすると、北半球のほとんどは住めなくなるというシミュレーションがあります。
まさに、勝者なき戦いです。
つまり、「核を使うぞ」と脅してみても、「どうせ、使えないでしょ」となる時代なのですね。
それを考えると、今から核装備をしたいと考えている勢力の方が、思考停止状態なのかも知れませんよ。
世界中のあらゆる所での紛争の多くは、誰かが仕組んだり、けしかけたりして作られたものだそうです。
世界の警察を標榜していた国は、あらゆる所を焼け野原にしてきました。
枯れ葉剤をまき、原爆を投下し、不発弾を多く残してきました。
その影響で、地雷に苦しむ地域もあります。
軍隊の基地の周囲は、危険や騒音にさらされていたり、有事にロックオンされるリスクを抱えた地域もあります。
幾分かは、軍縮の方向性が見えてきていますが、ほんの少しだという印象です。
でも、嘆かわしい事に、まだしばらく続くようです。
金属は農機具から武器へ作り替えられ、戦いの後、武器の残骸から農機具を作りという歴史を人間は繰り返してきました。
やがて、武器が不必要な時代がやってきます。
それまで忍耐が必要ですね。
歯を食いしばって、無用な争いに協力しないように。
それでも、時には、巻き込まれてしまいそうになりますね。
平穏無事が、どれほど有難い事かをしみじみ感じる今日この頃です。