「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。人々を警戒しなさい。…」
と、マタイ10:16に書いてあります。
いろいろな抗争が絶えない世の中に生きている現代社会の私たちにも当てはまる教訓として受け止めています。
でも、蛇の賢さをなんとなく感覚でしか理解していません。蛇は、夜行性で、赤外線の感知能力が高く、空腹を覚えると、体温のあるものを飲み込むのだそうです。ネズミだとかを確認して飲み込むのではないそうですね。ですから、とんでもない大きなものを飲み込んでしまう蛇もいるのでしょうね。
鳩もなんとなく素直そうな雰囲気を感じる程度です。公園で、「鳩にえさをあげないでください」と書いてある看板の横で、えさをやっているおじさんとか、それを何の疑いを持たずに黙々と食べる鳩という感じです。
賢さとか素直さとかは、社会経験を積み重ねながら、会得していくものでしょうから、一朝一夕には難しいでしょう。
そのニュアンスだけでもイメージしながら、探り当てていきたいものです。
それと、「何か違和感を感じる」という感覚も大切にして、磨いていく必要性を感じます。