『小さい事に身を入れすぎる人は、通常大きな事ができなくなる。 ラ・ロシュフコー』
「小さいことからコツコツと!」というのは、お笑いの大御所、西川きよしさんの代名詞です。
料理の修業なら、野菜の下処理をくり返しくり返し、取り組むような話です。
それをイヤイヤするのではなく、楽しみを見つけながら、技術を磨くという修業スタイルです。
今の時代は、人材を育てるコストをできるだけ少なくする傾向が強いようです。
調理の分野でも、自動調理器が活躍し、ロボットが料理長になるという時代が到来する可能性も否定できなくなりました。
もちろん、いつの時代も大局観が必要です。
このフレーズは、ペースの配分に関しての示唆です。
それは、小さな事を無視するのではなく、「身の入れ具合」を論じているのです。
「重箱の隅をつつく」などと言いますが、細かいことにこだわりすぎると、大切な要素を疎かにしてしまう事になりかねません。
何かを企画したとして、それを100%実行できるなど、まずありません。
65%あるいは、良くても80%のできばえは、大成功の部類だと思います。
よく、上手く言ったことを全く評価せずに、上手く行かなかったことにばかり意識をむけるなどの話もあります。
そのような状態が、このフレーズで指摘されているように感じるのです。
聖書にも「小事の忠なるものは大事にも忠」という言葉がでてきます。
これは、一つの大原則としての基準であると考えます。
細部にこだわりすぎずに、全体を俯瞰する視点を持ちたいと考えています。
Wiki フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー
名門貴族の生まれであり、多くの戦いに参加した後、いわゆる『箴言集(しんげんしゅう)』を執筆した。彼の作品に見られる辛辣な人間観察には、リシュリューと対立して2年間の謹慎処分を受けたことや、フロンドの乱でジュール・マザランと対立したことなどで味わった苦難が反映されているとも言われる。宗教的にはジャンセニスムの立場に近かった