『16:11 正しい天秤と秤は【主】のもの。袋の中の重り石もみな、主が造られたもの。 箴言16:11新改訳2017』
天秤を用いた測りがあります。
日本では、弁護士のバッジのマークにテミスの像のデザインが使用されています。少し、調べると様々な国で、同様の発想があるようです。ギリシア神話の女神、テミスを正義の女神とする考え方ですね。
正義の測りで、モノゴトを白黒つけるという考え方と言えば、かみ砕き過ぎでしょうか?
それほど、不正が横行していたという事でしょう。
「袋の中の重り石」とあるのは、分銅の代わりに用いた重りのことです。この量を少なくすれば、売るときに、その差をフトコロに入れることが出来るのです。
伝統的に、そのような我田引水的な取引が横行していたのです。
それは、人間社会、テクノロジーが発達して、文明的になったという評価があっても巧妙な不正が蔓延ります。
人間の限界なのかも知れません。
それは『1:15 そして、欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。 ヤコブ1:15新改訳2017』とあるようにです。
その不正のループから、抜け出て、人間の欲まみれのものさしから、本当に公正な【主】のものさしへと変えることが求められています。
現実的には、心理的抵抗も働く事でしょう。
でも、それは、あらゆるしがらみから抜け出る良い機会なのかも知れませんね。
公正な天秤を採用すると、清々しい気持ちで過ごせます。
また、そうすることによって、創造主である神【主】が一番喜んで下さるのです。
それこそ、究極の信仰表明ですよね。
ただし、まずは、自分自身に対して適用した方が良いでしょう。
世の中を告発して回ることは、時には必要ですが、余計なトラブルに巻き込まれることもあります。ご用心なさって下さい。不正のままで良いとは思っていませんけれど。
正義の女神(せいぎのめがみ)は、神話に登場する以下の女神である。
ギリシア神話の女神、テミス(Θέμις)。
ローマ神話の女神、ユースティティア(Jūstitia)。
剣と天秤を持つ正義の女神の姿は、司法、裁判の公正さを表す象徴、シンボルとして、古来より裁判所や法律事務所など、司法関係機関に飾る彫刻や塑像、絵画の題材として扱われてきた。現在は目隠しをした像が主流であるが、目隠しがないものも多い。最高裁判所、中央大学多摩キャンパス内、虎ノ門法曹ビル(東京都港区)、中央大学杉並高等学校、愛知県立津島高等学校など日本国内にもテミス像が存在する。弁護士バッジにも女神の天秤が描かれている。