永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

虚偽を加味するとは フランシス・ベーコン

『虚偽を加味することは、金銀貨の混合物のように、金属をより実用に役立たせるかもしれないが、その質を低下させる。フランシス・ベーコン「ベーコン随筆集』(岩波書店)』

金の価格が高騰しています。

それは、「24K(純金)」の価格表示です。

純度が高いことが求められた時代がありました。

様々な理由から、使用される局面に合わせたカタチで、ニーズに沿うカタチに内容が変化してしました。

例えば、純金は混ぜ物がない「24K」あるいは「999.9」ですが、ネックレスなどの宝飾品に使われる金は「18K」あたりが多いようです。

その理由は、強度です。

「24K」は柔らかいので繊細な細工では、すぐ変形してしまうのです。

その点「18K」は、ある程度の強度を保てる合金にしてあるので、古来から使われているのです。

金の価格高騰に伴って、ニセモノも出回るようになってきました。

金塊は、買い取るときに、数種類の品質を測定する手法で、真偽を判断する時代です。

それを逆手にとって、それらを欺けるようなニセモノがあると聞きます。

重さも同じ、表面上の様子も、並べてみても判断がつかないのです。

さらに、テスターで確かめても、「本物」判定が出るようで、詐欺被害が世界のあちらこちらで発生していると聞きます。

冒頭のフレーズで、「虚偽」という言葉が使われています。

その「虚偽」を「真実」に少しだけでも混ぜることによる影響への懸念を感じます。

つまり、それが、金属を素材として補強する役割を果たせれば良いのですが、金属としての純度を下げる結果になると言うことを巧みに表現しています。

世の中には、「合金」という技術が発展し、その応用範囲が広がり、生活の利便性に貢献しています。

しかし、その合金は、混ぜ物なのです。

リサイクルするときには、融解して、精錬をし直す必要があります。

ただし、このフレーズの警鐘は、合金という事ではなく、「ウソ」を混入させる事への警告です。

今の世の中は、フェイクニュースに満ちています。

フランシス・ベーコンが暮らした時代に、そのような傾向を感じていたと言うことでしょうか?

まるで、今日のような社会の到来を予期していたようにも感じます。