「失敗したら終わり」が口グセの人がいます。
多分、代々受け継いできた呪文なのでしょうね。
でも、発明王と言われたエジソンは、予想に反した実験結果に対して、上手くいかない方法を発見したという考え方を示しました。
上手くいかない方法の発見とは、ポジティブな考え方だと受けとめる人と、負け惜しみだと揶揄する人に分かれそうです。
私は、「失敗したら終わり」の呪文の中で育てられました。いつも足を引っぱられるようで、重たいおもりがついているようでした。
でも、その中で、自分で決断行動して、多くの失敗をしながら、それを糧に生きてきました。
その様な流れの中で、成功の手柄を横取りする人や失敗の原因を他人になすりつける人にも多く遭いました。
学んだ教訓は、自分自身で決断して、自分自身で責任を取ることです。
また、協力してくれた人には、しつこいくらい丁寧に御礼を伝えることです。
さらに、準備は入念にするという事です。
メリットとデメリットを考えながら、リスクも考えておくというステップも経験を通じて学びました。
もちろん完璧でもありませんし、改善の余地は大きくあります。
それは、過去の失敗で積み重なった経験が役に立っています。
「失敗したら終わり」という範囲では、失敗したら「うわっ失敗した」という刹那的な反応しかできませんでしたが、それを積み重ねていくうちに、上手くいった要素もあることに視点が向くようになりました。
失敗も成功も、宝にできるという認識に至りました。
100%上手くいかないことは、まず無いという感覚を得てから、どこまで上手く運べるかという期待感も出てきました。
人生には、自分自身でコントロールできない要素もありますから、謙虚に受けとめて、最大限の努力をするマインドを大切にしていきたいと考えています。
