ワンマン社長などは、人によっては、周囲に仕える秘書を奴隷のように扱うと聞きます。
これは、他人に機嫌を取らせるパターンですね。
一方、我慢強い母親などの場合は、少々、体調が悪くても、自分よりも家族などの世話を焼いて、症状が表面化した時には手遅れと言うこともあります。
これは、周囲に配慮して機嫌を取るというパターンですね。
ある人は、大量のレコードコレクションを持っていて、仕事から帰ってくると、食事や風呂以外は、その趣味部屋に入り浸り、一人ご機嫌の世界を作り上げているようです。
自分に対して、ご機嫌な領域を最大限提供しているパターンですね。
三つのパターンを紹介しましたが、家族の誰もが困っていなければ、三つ目のご機嫌パターンを目指したいところです。
ご機嫌でいるのは、結構ハードルが高いと感じているのです。
その為には、自分が居心地が良い領域を見つける事がスタートですね。
その為の生活習慣のパターンを作り上げて行く必要がありますからね。
あるドラマで、大変な暮らしの中でも、日曜日の夜くらいはコンビニの高めのアイスを食べるのが至福の時という内容が取り上げられていました。
ご褒美需要というものが、流通業界には、存在するようです。
ある人は、昔の歌声喫茶のように、生バンドで歌を歌える場所が、ご機嫌で居られる場所だと考えているようです。
自分なりに、何かが、どこかが、見つかると良いですね。
たまには、コーヒーショップを抜け出して、野鳥などがさえずっている公園などを散策したり、ベンチに座ってその情景を楽しむというのも、良いのかも知れません。
自分と自然との対話が、自分自身のご機嫌をとってくれると幸福度も爆上がりする可能性もありますね。
終末期を迎えて、介護に寄り添っている人にお伝えするのは、「当人にご機嫌で居てもらえる配慮を最大限してあげて欲しい」という内容です。
人生に正解は無いのですから、せめて、ご機嫌に過ごしたいと考えています。