「人は病では死なない。人は寿命で死ぬのだ。」と誰かが言っていました。
人は、病気になると、その症状をなくそうと努力します。
現代社会では、西洋型の医療に解決策を求める傾向が強いですね。
一方、「がん」に直面した人が、あえて、「きる、やく、もる」という医療行為を選択しない人も増えてきました。
「きる(外科的手術)、やく(放射線治療)、もる(抗がん剤)」を積極的にした人の経緯を見ているのでしょうね。
それぞれの価値観で判断できますから、どれを選択してもOKですね。
大切なのは、完治しても、いつかは肉体的生命に終止符を打つという現実です。
人間自身にはわからないのですが、それぞれに「寿命」が定められていて、それを迎えたときが旅立ちのときということなのですね。
健康のためにと神経質なほど気を遣っている人でも短命だと感じる人もいますし、自由気ままに酒もたばこもやり放題の人でも長寿の人が居ます。
本当に、いのちは不思議ですね。
人間には、分からないし、小細工も限界があるのが「いのち」です。
今日することを今日する。
明日のことを考えても、今日のことが手に着かないほど、思い煩わないことが大切ですね。
『ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。(マタイ6:34新改訳2017)』