永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

わかりやすい聖書ガイドヨハネの黙示録発売中。肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

医者であるルカの死因分析 ヘロデ・アグリッパ1世 使徒の働き12:18-23

『12:18 朝になると、ペテロはどうなったのかと、兵士たちの間で大変な騒ぎになった。
12:19 ヘロデはペテロを捜したが見つからないので、番兵たちを取り調べ、彼らを処刑するように命じた。そしてユダヤからカイサリアに下って行き、そこに滞在した。
12:20 さて、ヘロデはツロとシドンの人々に対してひどく腹を立てていた。そこで、その人々はそろって王を訪ね、王の侍従ブラストに取り入って和解を願い出た。彼らの地方は王の国から食糧を得ていたからである。
12:21 定められた日に、ヘロデは王服をまとって王座に着き、彼らに向かって演説をした。
12:22 集まった会衆は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けた。
12:23 すると、即座に主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫に食われて、息絶えた。 使徒の働き12:18-23新改訳2017』

ペテロが出獄したアントニア要塞では、兵士たちが大パニックに陥りました。

それも当然です。恐らく、4人体制の兵士は、2人はペテロの両側に寝て手錠で繋がれた状態、後の2人は、外からの警備に当たるというイメージのようです。人間相手ならば、鉄壁とも言える態勢です。

この不思議な出来事も、特に目撃者にとっては、人間を超えた存在をイメージできる機会です。創造主である神【主】の御業を感じ取るチャンスとして提供されています。しかし、多くの人は、それを生かそうとしません。

筆記者のルカは、この箇所を淡々と記しているように感じます。

兵士たちは、何が起きたのか飲み込めないまま、自分たちが処刑されるという立場に追い込まれたのです。

ヘロデ・アグリッパ1世には、一切の容赦はありません。兵士たちは取り調べられ、処刑されました。

また、ヘロデ・アグリッパ1世は、外交問題も抱えていました。それは、今のレバノンに位置したツロとシドンに対してでした。

これは、ツロとシドンが折れる形で、侍従ブラストに取り入ってワイロを送り、その関係が正常化したのです。

ヘロデ・アグリッパ1世の祖父であるヘロデ大王が建設したカイサリアの円形劇場で起きたことです。

ヘロデ・アグリッパ1世が気持ちよく演説ができる舞台が整い、演説をしていると、聴衆は「神の声だ。人間の声ではない」と賛辞をおくったと記されています。

中央に玉座があり、銀と布で織られた王服に身を包み、朝日に照らされた神々しく輝く姿が演出され、見事なスピーチがなされたのです。

その直後に、【主】の御使いがヘロデ・アグリッパ1世を打ったのです。

医者のルカは、「虫に食われて、息絶えた。」と記しています。これは、医学用語で腸の中の寄生虫を意味しています。

そうなった理由は、創造主である神【主】に栄光を帰さなかったからです。

自分が賞賛を受けるときに、自分を神と同等の位置に置くことがないように注意が必要です。

ヘロデ家は、創造主である神【主】に敵対する反キリストのひな型として記されています。これから終末時代に向けて、多くの反キリスト的な人物が登場することが考えられます。

信仰者は、内住の聖霊との交わりにより、本物と偽物を見分けたいですね。

 

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