天才とは、「生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。(デジタル大辞泉)」との説明があります。
歴史に名を残している発明王と言われるエジソンが、その一人と評価されます。
でも、社会的には、かなり逸脱した個性の持ち主だったという見方もあります。
凡人からすると、「変人」「変わった人」という評価になります。
もう一つの特徴を考えると「観察眼」であったり、「好奇心」などではないでしょうか?
さらには、興味を持った対象には、異常なほどの執着心を抱くという要素もあるのかも知れません。
冒頭のフレーズは、見事に天才の特徴を表現しています。
「天才」は、「凡人」に殺されるという言い回しもあるようです。
このフレーズを当てはめると、「天才」をその周囲の「凡人」が、無理やりにでも、自分たちが敷いたレールにのせようとすると、その才能を潰してしまうことになりかねないと言うことですね。
「天才」ならば、あえて、そのレールに頼らずに、自ら茨の道に果敢に挑んでいくのでしょう。
そのような気配が見えたならば、邪魔をしないように見守りたいですね。
最近は、左利きの人をよく見かけるようになりました。
その背景を探っていくと、右利き優位の社会の中で、左利きだと苦労をするから等との理由で、幼少期から無理矢理強制されたという動きがあるようです。
当事者に何人も話を聞かせてもらいましたが、幼少期には辛い体験だったようです。
左利きが天才というわけではありませんが、周囲と違った一面があるということを目の当たりにしたときに、その状態を回避したいという心理が働くようです。
大衆迎合が安心するようですね。
でも、そもそも、人間は個性的な存在ですから、気にしすぎることはないのです。
むしろ、その個性を伸ばした方が、やがて、大輪の花を咲かせることになる可能性があるのではないでしょうか?
とにかく、非凡な才能を発見したら、それを大切にする意識を持ちたいですね。