人間にとっての癒やしは、年を重ねていくと、変化をしていくようです。
興味の対象が「生物(動物)」から「植物」へと変化し、やがて「鉱物」に移るというケースを体験者から、教えてもらったことがあります。
その人の場合、ギラギラするほど若かったときは「動物」、それは「美しい女性」だったそうです。そして、植物は「蘭(ラン)」、やがて手間がほとんどかからない「奇石(化石)」になったそうです。
時の移ろいに合わせて、興味の対象を変えて、自分自身のバランスをとっていたのでしょうね。
動物相手は、動きもあり、相手の感情もありますから、対応が難しい部分があります。
そこで、「植物」なら自分から動くことはないので、水分や栄養をケアすれば、付き合えるように思います。
しかし、現実は甘くないと言うのです。
日常的に、愛情を注ぐ事によって、花の咲かせ方も違うし、それを怠ると枯れてしまうこともある。
ただ、日常的に愛情を注ぐ事によって、エネルギーや癒やしを得る量は増えると言います。
実に不思議な関係性です。
栄養や水は、多くても少なくても、良くないようで、様子を見ながら、適量のさじ加減が大切なのだとか。
料理レシピなどで見かける、あの「適量」という考え出したらキリの無い領域です。
植物に限らず、人生は「適量」を探る正解のない旅でもありますね。
さて、自分で植物をケアしなくても、植物園などで鑑賞する方法もあります。
身近な所では、とあるお宅のお庭ですね。
季節になると、お手入れが行き届いた植物が、咲き誇っています。
それらを見て、癒やしとエネルギーをもらっている人も多いと思いますよ。
パソコン作業の合間に、庭に目をやると家族が手入れしている植物のお花が咲いていると言うだけで、リラックスできますよね。
オフィスの机上に、ほとんど手間がかからない多肉植物を、置いている人もいるようです。
たまには、LEDの光るスマホやPCモニターから目を離し、身近な「花」や「緑」で、リラックスして目を癒やし、リフレッシュしてみることを心がけたいと考えています。