『愚か者の口には、高ぶりへのむち。知恵のある者の唇は自分を守る。(箴言14:3新改訳2017)』
人が数人集まると何らかの会話をすることになります。
雰囲気をよくしようと、どうでもいい話、例えば、天気やお店の行列の話しなどをしたりします。
でも、人によっては、自分のコトを話したくてどうしようもない人もいます。
困ったパターンでは、質問攻めで、まるで事情聴取のようなコトもあります。
隠し事もなくアッケラカンと自分のコトを話す人は好感を持たれることもあります。でも、どこまで本当なのだろうという「?」もつくかも知れませんね。
それでも、利害関係がなければやり過ごせます。
噂話の類いは、聞き方にも注意が必要ですね。
「へー、そんな話があるんですか?」と聞いていれば回避できるはずが、「そうそう、あの人はこうでこうで…」と話題にのせられてしまうと、発信元だと認定されてしまいかねません。
客観性を持って聞いていると意思表示しないと、かえって巻き込まれるケースもありますからね。
その場で持ち出される話題にどのような意図が隠れているのかにも意識を向けたいですね。
自己受容ができていない人は、自己アピールに必死になる傾向があります。
その目的は、存在承認です。
自分は、こんなにスゴいのだから、認めて欲しいということですね。
「知恵のある者の唇は自分を守る。」と記してあります。
この人は、自己受容ができ、自分自身で存在承認ができているので、過度の自己アピールも自慢話もする必要がないのです。
自分が、優位に立ちたいと考えていると、「自分だけ」というワナにハマってしまいます。
そうすると、周囲には、誰も居なくなるということも多くあります。
より良い関係性を作り出すためには、自分と相手の位置関係を意識する必要があります。
謙遜を実践できれば、相手よりも少し下の位置に自分を置くことです。
また、相手との程よい関係を探り続けることです。
これらのウマくいくポイントが、心地好いのだと考えています。