「猟師の肉は腐らない(小泉武夫著)」の中で紹介されていたイノシシ肉の保存方法が気になりましたので取り上げました。
イノシシを捕獲したら、血を抜いて、肉を切り分けて、塩をつけて縄できつく縛り、囲炉裏の上にかけておくのだそうです。そうすると、煙で燻されて、燻製になるのだそうです。冷蔵庫や冷凍庫がなくても、結構長く、保存出来るようですね。
血を抜くこと、塩を使うこと、燻すことが大切なのですね。
塩は生き物にとって必要不可欠なのですね。
人間は昔から、海水を乾燥させて、塩をとりだしていました。
海は、地球の浄化をする上で、非常に大切な役割を果たしているようですね。
また、人間の血液もこの海水とよく似た成分で組成されているようです。
筆者は「水は地球の血液」などと言っていましたが、この事を考えると、正にその通りなのだと思います。
戦時中に南方の島でケガをして、点滴が必要になった時には、兵站が途絶えていたそうです。ですから、足りない点滴は、海水を薄めて間に合わせたそうです。そうすると、海水を薄めて間に合わせた人達が大丈夫だったという話も聴いたことがあります。
塩の役割を考えて、有効に活用したいですね。
『「確かに塩は良いものだ。だが、塩も塩気がなくなれば、その塩は何によって味が付けられようか。(ルカ14:34新共同訳)』