永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

教えるか耐え忍ぶか? アウレリウス

『人間はお互い同士のために創られた。ゆえに彼らを教えるか、さもなくば耐え忍べ。アウレリウス「自省録』(岩波書店)』

定年後の夫婦は、ストレスが大きいという悲鳴を聞くことがあります。

「亭主、元気で留守がいい」と言われた時代を謳歌してきた人にとっては、尚更でしょうね。

「夫、在宅症候群」というストレスの原因を形容する名称まで、できました。

どうして、ストレスになるのか?

それは、自分だけなら、自分で意志決定が可能だからです。つまり、それまで、一人で意志決定してきた妻が、定年退職を迎えた夫と一緒に居る時間が長くなり、意志決定が不自由になることなどが考えられます。

また、一人で息抜きできる時間まで、夫が居るので、気の休まる場がなくなるという要素もありますね。

冒頭のフレーズは、定年後の夫婦に限らず、人間関係のヒントとして提示されているように感じます。

ただ、「お互い」という所が、大きなポイントだと感じています。

世の中、「好き放題する人」と、「耐え忍ぶばかりの人」に大別される傾向もあるように感じられるので、そこのポイントに気づいてくれる人が増えたら、ある程度ストレスから解放される人も増えるのではないかと推察します。

アウレリウスの提案は2つ、「教えるか」「耐え忍ぶか」です。

世代的な差もあるように感じますが、最近の50代以下の男性は、家庭でかなりの比率で、家事参加を日常的にしているようです。

しかし、60代以上になると、その比率は下がるようです。

どちらが長生きするのか分かりませんから、妻が先だった時に備えて、夫を家事特訓しておきたいと考えている人も少なくないようです。

でも、多くの妻からは、その道は、ナカナカ険しいともため息が聞こえます。

そこで、あきらめたら、耐え忍ぶしかなくなるのです。まあ、そうせざるを得ないケースもありますよね。

教えたり、自習をしたりして、メキメキと腕を上げる夫も居ますので、期待はしすぎずに、希望は無くさない方が良いのかも知れませんね。「お互い同士のために創られた」人間としての幸せをどのように感じるかを味わいたいと思います。

マルクス・アウレリウス・アントニヌス(古典ラテン語:Marcus Aurelius Antoninus [notes 1]121年4月26日 - 180年3月17日[3])は、第16代ローマ皇帝である。五賢帝最後の皇帝。第15代皇帝アントニヌス・ピウスの后妃ファウスティナ・マイヨル(大ファウスティナ)の甥で先帝の外戚にあたり、また大ファウスティナはハドリアヌストラヤヌスの傍系血族でもある。(中略)
ストア哲学などの学識に長け、良く国を治めた事からネルウァトラヤヌスハドリアヌス、アントニヌスに並ぶ皇帝(五賢帝)と評された。(中略)軍事よりも学問を好んだ皇帝という姿は、彼の著作である『自省録』への評価を通じて今日も維持されている。

マルクス・アウレリウス・アントニヌス - Wikipedia