永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

患難期の宣教について ヨハネの黙示録7:4-8

『4 私は、印を押された者たちの数を耳にした。それは十四万四千人で、イスラエルの子らのあらゆる部族の者が印を押されていた。
5 ユダ族から一万二千人が印を押され、ルベン族から一万二千人、ガド族から一万二千人、
6 アシェル族から一万二千人、ナフタリ族から一万二千人、マナセ族から一万二千人、
7 シメオン族から一万二千人、レビ族から一万二千人、イッサカル族から一万二千人、
8 ゼブルン族から一万二千人、ヨセフ族から一万二千人、ベニヤミン族から一万二千人が印を押されていた。 ヨハネの黙示録7:4-8新改訳2017』

「印を押された者たちの数」が、「十四万四千人」とヨハネは聞きました。

イスラエルヤコブ)の子孫の12部族であり、各部族から一万二千人と記されていて、極めて具体的な数字であり、字義通りに解釈することが最も自然だと考えられます。

これを、象徴的な数と解釈する人は、14万4千人を教会と考える人もいます。しかし、教会は大患難時代の前に携挙されていて、さらに、12部族を教会と同一視する聖書箇所は存在しないことから教会ではないと考えます。

異端とされるエホバの証人ものみの塔、JW)は、これを救われる人の数だと教えていましたが、信者の数がそれ以上になると、それまでの教理を変更しました。理解しがたい解釈です。

紀元(A.D.)70年のエルサレム崩壊以降、系図が破壊され、ユダヤ人は自分の部族が分からなくなりました。しかし、神はご存じです。反ユダヤ主義が台頭しても、当事者でさえわからないのですから、抹殺などできようも無いのですが、サタンは巧みに、メシアであるイエス・キリストを殺そうとした時のように、執拗にユダヤ人を抹殺しようと試みます。それは、メシアを呼ぶ約束の民をなくそうとする策略です。

12部族のリストについて、マナセ族とヨセフ族となっていて、エフライム族とダン族が登場しません。これは、ヨセフからマナセ族とエフライム族が出ていて、ヨセフ族=エフライム族なので、問題はありません。

新約聖書を通して見ると、イスラエルの部族のリストは 29回出て来ます。その中で、12部族を越えたリストはひとつもありません(J.B.Smith)。聖書の記述は、12という数字にこだわっていて、数を合わせるために、通常はレビ族(祭司の部族)が省かれます。でも、申33章のモーセの祝福のことばでは、レビ族が入り、シメオン族が省かれています。一方、エゼキエル47章と48章の千年王国での相続地の描写では、レビ族が省かれています。これらを合わせると、ダン族が省かれている理由は、数を12に合せるためであると考えられます。ダン族は、千年王国において土地を相続するようになります。決して、祝福から漏れてはいません。

『部族の名は次のとおりである。北の端からヘテロンの道を経てレボ・ハマテに至り、ハマテを経て北のほうへダマスコの境界のハツァル・エナンまで──東側から西側まで──これがダンの分である。エゼキエル48:1新改訳2017』

ユダは、ヤコブの 4 番目の息子で、母はレア。
ルベンは、ヤコブの長男で、母はレア。
ガドは、ヤコブの 7 番目の息子で、母はジルパ(レアの女奴隷)。
アセルは、ヤコブの 8 番目の息子で、母はジルパ。
ナフタリは、ヤコブの 5 番目の息子で、母はビルハ(ラケルの女奴隷)。
マナセは、エジプトで生まれたヨセフの長子。
シメオンは、ヤコブの 2 番目の息子で、母はレア。
レビは、ヤコブの 3 番目の息子で、母はレア。
イッサカルは、ヤコブの 9 番目の息子で、母はレア。
ゼブルンは、ヤコブの 10 番目の息子で、母はレア(6 番目の息子)。
ヨセフは、ヤコブの 11 番目の息子で、母はラケル(最初の息子)。
ベニヤミンは、ヤコブの 12 番目の息子で、母はラケル(2 番目の息子)。 

この14万4千人は、神の守りによって、大患難時代を生き延び、世界宣教に出て行く神のしもべであるユダヤ人です。それ以外の救われたユダヤ人は、殉教の死を遂げることになります。

人類の歴史を通して、神はご自身の民を守って来られました。エノクは生きたまま天に上げられ(創5:24)、ノアとその家族は、箱舟に入り大洪水から守られ(創7、8章)、ロトは、ソドムに裁きが下る前にそこから取り出され(創19章)、イスラエル人の初子は、子羊の血によって裁きから守られた(出 12 章)、2人のスパイは守られ、ラハブもエリコが崩壊する日に守られ(ヨシ2章、6章)、大患難時代では、14万4千人のユダヤ人たちが守られるのです。

イスラエルの残れる者(レムナント)という概念については、預言者エリヤの時代に、神は7,000人の忠実な信者を残しておられました。(1列王記19:18)。21世紀、現代のイスラエルの残れる者は、メシアニック・ジュー(イエス・キリストをメシアと信じるユダヤ人クリスチャン)たちを指します。そして、大患難時代のイスラエルの残れる者は、14万4千人のユダヤ人たちです。イスラエルの本来の使命は、諸国の民を祝福することですが、彼らは、イエスを拒否した時から、この使命を放棄したのです。しかし、大患難時代に、14万4千人のユダヤ人たちは、この使命に立ち返ります。神の御心は、必ず成就すると聖書は語っているのです。