永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

わかりやすい聖書ガイドヨハネの黙示録発売中。肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

本当の豊かさとは何か? 黙示録3:17-18 ラオデキヤへの手紙

『17 あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、足りないものは何もないと言っているが、実はみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸であることが分かっていない。18 わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買い、あなたの裸の恥をあらわにしないために着る白い衣を買い、目が見えるようになるために目に塗る目薬を買いなさい。(黙示録3:17-18 新改訳2017)』

目先のお金に目を眩まされている可能性を指摘されています。

ラオデキヤの街は、金融や繊維(布・上衣)、製薬で潤っていました。

ですから、見かけはお金持ちで立派な紳士・淑女が集う教会だったことが窺えます。

黒羊の繊維で織りなした上衣は、非常に高価で、富の象徴の一つだったようです。今の時代でいう所の「ハイブランド」ですね。

外見は、ステキだったのです。今の時代も、その様な傾向を感じます。

ハイブランドの衣装に宝飾品、さらに、高級車で、ビジネスの鎧ができるのです。もちろん、外見も大切なのですが、それよりも大切な要素があります。

【主】は、ラオデキヤの人々の内面を見ておられました。

それが、それぞれの霊的貧しさで「みじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸である(17)」と記されています。

短い文章の中に、巧みな表現が為されています。

それは、ラオデキヤの産業である金融、繊維、そして、製薬に、なぞらえられています。

それは、内面、つまり、「霊的状態」に対する軌道修正の提案です。

金融で潤っている富の使い方であり、霊的な裸を覆う衣についてであったり、霊的洞察力を磨くために必要な目薬などです。

「金」に関しては、神の義であり神の栄光を表す本物の信仰を示されています。

霊的状態を改善するためには、義の衣が必須です。この代価は、十字架上でメシアであるイエス・キリストがすでに支払い済みです。その値で、信仰を持って、感謝をして受け取ればよいのです。

さらに、「目薬」の話題を出しながら、霊的洞察力について、表現されています。

この地には、ギリシャの名医神を祭った「エクスピアス神殿」があり、そのシンボルは、今日のWHOで採用されている、杖に蛇が巻き付いてのぼっているものです。当時の目薬は、軟膏だったようですが、それは、この地の名物でもあったのです。乾燥して、砂埃が舞い上がる土地柄、目薬が重宝されたといわれています。

しかし、物理的な視力回復ではなく、ここでのオススメは霊的洞察力です。

そのために、表面上の外見への注目から、霊的な内面を見るようにという「悔い改めによる転身」が為されているのです。

このオススメは、今の時代にも共有される内容です。

「誰がどうか」ではなく、自分自身についての「霊的洞察」の必要性を指摘されているのですね。