『人の心にある計画は深い水。英知のある人はこれを汲み出す。(箴言20:5新改訳2017)』
「井」とかいて「ワキ」と読む姓の方がいると聞いたことがあります。
どうも、井戸から水が湧くという所が由来だそうです。
人は見かけによらないものです。
見た目が9割という見方もありますが、おとなしい人でも奥底に地下水脈の洞窟のように、多くの豊かな知恵が埋蔵されていることもあるのですね。
埋蔵しておくだけでは勿体ないです。
川に流れがあるように、地下の水脈にも流れがあります。
井戸掘りをする人は、経験から大体の目星をつけて、井戸掘りをするのですが、百発百中とは行かないと聞きます。
見えない所を掘り進んでいくので、仕方がないですね。
また、せっかく掘り当てたと思ったら、誰かに占有されてしまったりという事件も昔からあるようです。
さて、自然と闘う井戸掘りと、人間の才能発掘とでは、どちらが難しいでしょうね?
人間が与えられている能力の大半は未開発と言われていますから、水源や資源を見つけるように、大きな発見が得られることが期待できます。
これができるのは「英知ある人」と記されています。
知恵があるのなら、英知により、その知恵を見つけて、汲み出すと言うのです。
それを生かさないのは「モッタイナイ」ですね。
そのためにも、他人に敬意を払い、その人の良いところに目を留めて、その人ならではの知恵を発見していきたいですね。
また、謙虚に人の言葉に耳を傾けて、自分が気づかない、自分の中に眠っている宝物を見つけてもらえるように生きていきたいものです。