『摂理と知性はわたしのもの。わたしは英知であり、わたしには力がある。わたしによって、王たちは治め、君主たちは正義を定める。(箴言8:14-15新改訳2017)』
ここでは「英知」と出ていますが、他の翻訳では「分別」という言葉が使われていました。
この分別は、「道理をわきまえる」という意味合いで使われます。
いくら豊富な知識や知恵を持っていたとしても、持て余してしまうことがあります。
それを発揮するのに、大切な要素があるのですね。
それは、「権威」の源を知ると言うことです。これは、創造主である神にのみあるのです。その根元にあるのは、自分自身を与え尽くす献身的な心意気です。
この世の権威も、神が授けたという記述が聖書にあります。ただ、終末に向けてその神を蔑ろにする権力が増えて来ているように感じている人も多いことでしょう。
でも、これに気づいた人には、チャンスが広がると考えるコトにしましょう。
分別と知恵を発揮するためには、「自分が任されている家庭や子ども、あるいは職場を神から預かった使命だと謙虚に受け止めて、自分の分に徹する。」と言うことのようです。
自分は謙虚だと考えていると、事態は良くない方向に流れていく可能性があります。
謙虚になること、また、謙虚で居続けることほど、ハードルが高いことはないかも知れません。人生の宿題ですね。