「良薬口に苦し」という言い伝えをご存じですか?
日本は、令和の時代になりましたが、昭和の時代には、甘い薬などはなく、特に子どもは薬を飲むのが苦手だと、オブラートに包んで飲んでいました。
1960年代から世界的に、化学肥料や農薬を大量に使う農業が増えてきて、害虫や病害を防ぎ栽培しやすい農業が全盛になり、食の安全が危うい時代になりました。
でも、虫はいないし、口当たりも良いものですから、受け入れられてきました。
最近になって、農薬や化学肥料のリスクが、ようやく広まり、健康志向で、有機栽培の野菜や果物が、ビックリする価格で販売されています。
栽培環境を考えると、有機栽培にコストがかかるのは仕方がない部分もあるのですが、ユーザーにとっては、手が出せないものもあるでしょうね。
また、味に関しても、最近は「甘くなる肥料」なるものもあり、有機栽培だから口当たりが必ずしも良いとは限らない現実にも行き当たりますね。
中には、有機栽培の美味しいコーヒーというものもありますが、稀な部類でしょうね。
食の安心や安全は確保しました。さらに、味も折り紙付きなんて都合の良い話ナカナカないですよね。
今からは、遺伝子組み換え食品が出回るようですので、食の安全にはアンテナを広げていた方が良さそうですね。