ひかくゆうい【比較優位 comparative advantage】
国々はなぜ貿易を行うのであろうか。ある国はなぜ自動車や鉄鋼を輸出し,石油や鉄鉱石を輸入するのであろうか。A.スミスやD.リカード以来,経済学者の間でこの疑問に答えようとする試みがさまざまな形でなされ,国際分業の理論として展開されてきた。比較優位という考えはリカードによって初めて明確に述べられ,以後国際分業の理論の中心概念となっている。各国は外国に比べて国内で割安に生産できる財に比較優位をもち,逆に他国に比べて国内で割高につく財に比較劣位をもつといわれる。
ものさしを変えれば、優位性が見つかるという理解をすれば、わかりやすいと考えています。
別な言い方をすると、「自分の優位性を見つけるためのものさしを探す」ということでしょうね。
それも一つの方法だと思いますが、「比較」から距離をおいてみることも大切なのかも知れませんね。
それは、人は他者との比較にとどまらず、理想の自分との比較に苦しんでいる一面もあると感じますからね。
比較をするということは、理想から現実を減点するということです。
自分が積み上げてきたことを加点していくほうが、自分の足場を踏み固めていくことができるのではないでしょうか。
失敗したなあ(結果が望ましくなかった)と思った経験も加点できるのですからね。