永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

ホメオスタシス(恒常性の維持)

恒常性の維持とは、体内の環境を一定に保とうとする働きのことです。

人体には、そのような調節プログラムがインストールされているのです。

しかも、オリジナルです。

体内では、あらゆる化学反応が起きています。

それを助けているのが酵素です。それの活動に適した体温が37℃で、体表面では、36℃台になるのです。

体温が変化すると酵素の働きに影響が出ます。酵素の働きがダウンして、多くの化学反応が滞ると体調が悪化し、最悪、死に至ることがあります。急激な温度変化には留意する必要があるのです。

また、寒い時は体温が低下し、暑い時には体温の上昇が起こります。このような時に、汗腺は汗を出して体温調節をします。体表付近の血管は、収縮したり、弛緩したりします。鳥肌が立つのも、体表に保温層を造るためなのです。

これは、脳の視床下部にある体温調節中枢が作用しています。

体温を感じるセンサーは皮膚、粘膜、内臓に分布し、その情報が視床下部に送ります。

例えば、体温が37℃を超えていると、視床下部から体温を下げる指令が出されます。

すると、自律神経を介して、汗腺から発汗を促し、皮膚の血管を拡張させて皮膚からの熱の放散を高めます。

逆のケースは、体温調節中枢は身震いで筋肉の運動を起こし熱を発生させて、皮膚からの熱の放散を防ぐために血管を収縮させるのです。

発熱するのは、感染した細菌、壊れた組織、腫瘍細胞などから発熱物質が遊離し、発熱物質が体温調節中枢のセットポイントを上昇させるためです。

発熱するのは、免疫力を向上させるためです。その役目が終わると熱は下がります。

用心が必要なのは、40℃を超える発熱です。特に、42℃を超えると脳に影響がありますので、何らかの対処が必要です。

解熱剤の使い方も、このセットポイントへの影響がありますから、タイミングには注意が必要です。

命を保つために、また、免疫力を最大化させるために、冷静な判断が求められます。

自分自身の許容範囲を設定し、それを超えた時に、どうするかをシュミュレーションしておく必要もあるのかもしれません。

命に関わることですから、慎重に判断したいですね。


参考文献 「人体マジわからんと思ったときに読む本 千田隆夫著」 p51