『◇人事を尽くして天命を待つ (中国の故事成語)
南宋初期の儒学者、胡寅(こいん)によって書かれた『読史管見(とくしかんけん)』(史書を読んでの愚見という意味の書物)に書かれた言葉。人として出来る最大の努力をしたら、あとは静かに天命に任せる、という意味。まず、自分自身で最大限の努力を尽くす、というところが重要。やれるだけのことは全てやったのだから、その結果は運命に委ねよう、という境地である。やや異なるが、似たことわざに「天は自らを助くる者を助く」がある。まず自分で努力をせねば、運命も味方してくれないのである。』
すべて運任せ、とか、天任せという楽天的な生き方を見て、どのように感じるでしょうか?
ある部分は、そうならざるを得ない要素がある事は確かです。
しかし、勉強などは、自分でコツコツする必要があり、タイムリミットや、ある程度やり切ったという段階で、後は天に委ねるという事になります。
冒頭のフレーズは、このような流れの説明がわかりやすいでしょう。
いくら勉強をして、試験に備えても、「努力は裏切らない」と言っても、絶対というものではありません。
このフレーズからの教訓は、自分で設定したイベントの結果を眺めるのではなく、次のイベントへの意識を向けるという視点を与えてくれていると感じます。
意識を向けるのは、自分ができる範囲です。
やり切ったと感じたら、結果は天に任せて、次の課題に意識を向けるという切り替えです。
結構、結果が出るまでは、気もそぞろになり、他のことに手もつけられないという経験があります。
でも、そのような経験を通じて、その期間に味わったことを整理整頓すると、「もう少し、何かできることもあったかも知れない」という感覚が残っています。
あまりにも、ギリギリ、ギスギスするのも精神衛生上よろしくないですね。
でも、あっさりと区切りがつけられるマインド転換もステキだと感じるようになりました。
自分の課題をクリアしたら、チェックマークを入れて、次のTodoに移るという気持ちの切り替えです。
時には、何か重たく感じる要素に、圧迫されて、作業や思考が停滞する時があります。
そのような時も、落ち込まずに、少し、ゆったりとした気持ちになれるようにして、取り組む気力を持とうとしています。
思考の筋道は、さまざまなルートがあるようです。
ゆったりとテーマを見直していると、まるで別の登山ルートが見えてくるような感覚があるのです。
それは、パズルをしている感覚に近いのかなと感じています。
一番大切なのは、アドラー心理学における課題の切り分けでしょうね。
その中で、自分の課題を見つけて、それに取り組む事が、目標への最適なルートのように感じています。