知り合いが、卸先に、「信用してきたけど、計算したら、利幅がとれていない」と怒られたと電話してきました。
それもそのはず、以前からしたら、卸価格が6倍くらいに値段が上がってきたのですから当然です。
為替相場の影響や原材料高で、ここ数年は、高騰を繰り返してきているようです。
変動する度に、少しずつ、売値設定を調整していく必要があるのですね。
でも、お客様のことを考えると、値上げもなかなかできません。
そうこうしているうちに、販売店の方が、音を上げるという笑えない時代に突入しています。
日本では、昭和の時代のような正社員は、ずいぶん少なくなりました。
その理由は、さまざまあります。
その一つは、利幅が各段に減ったことにあります。
この背景は深刻だと言われています。
消費税もその一つで、仕入税額控除に非正規社員は経費と認められても、正社員の分は控除対象にはならないと聞きます。
正社員と同じ仕事をしている人が、給料だけ減らされるような流れになってきたのですね。
理不尽な時代です。
ただ、冒頭のようなやり取りは、今後も続く事でしょうね。
生きているのが大前提です。
採算がとれない取引は、一つの危うい「沼地」ですから、引き返せない可能性もあります。
趣味や道楽ならば、採算度外視で、ただ、取引を楽しめば良いのです。
でも、いのちを賭けてまで、「底なし沼」にいかない方が良いと思います。
今年に入ってからも、信用情報で開示されているものが、意外にローカルでも知っている社名がリストアップされていて、ビックリとショックで、唖然とした記憶があります。
商売は不思議な世界のようです。
節税をしようとしたら、手元に現金が残らない。
現金を確保したかったら、納税した方が残せると聞きました。
また、帳簿上、残っているはずのおカネは、どこかにあるはずなのに、手元に無いという嘆きも耳にします。
制度上、日本人で頑張っている人が潤う方向へ行って欲しいと願わざるを得ません。