永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

わかりやすい聖書ガイドヨハネの黙示録発売中。肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

ステパノの殉教による死 使徒の働き7:54-60

『7:54 人々はこれを聞いて、はらわたが煮え返る思いで、ステパノに向かって歯ぎしりしていた。
7:55 しかし、聖霊に満たされ、じっと天を見つめていたステパノは、神の栄光と神の右に立っておられるイエスを見て、
7:56 「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます」と言った。
7:57 人々は大声で叫びながら、耳をおおい、一斉にステパノに向かって殺到した。
7:58 そして彼を町の外に追い出して、石を投げつけた。証人たちは、自分たちの上着をサウロという青年の足もとに置いた。
7:59 こうして彼らがステパノに石を投げつけていると、ステパノは主を呼んで言った。「主イエスよ、私の霊をお受けください。」
7:60 そして、ひざまずいて大声で叫んだ。「主よ、この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、彼は眠りについた。 使徒の働き7:54-60新改訳2017』

ステパノのメッセージがあまりにも的を射ていたので、「人々はこれを聞いて、はらわたが煮え返る思いで、ステパノに向かって歯ぎしりしていた」と反応しています。

彼らは、真剣に一言も漏らさず聞いていたようです。

それらの「両刃の剣」の言葉は、彼らの心に刺さったのです。

それが、「はらわたが煮え返」らせ、「歯ぎしり」になり、表出したのです。

まさに、怒り狂った群衆と化したのです。

一方、ステパノは「聖霊に満たされ、じっと天を見つめていた」とあります。

これは、聖霊(第三位格)に対する態度による大きな差です。

「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます」と、ステパノが霊の目で見た光景を説明します。

その瞬間、「人々は大声で叫びながら、耳をおおい、一斉にステパノに向かって殺到し」「彼を町の外に追い出して、石を投げつけた」と何かに突き動かされたかのように、ステパノに石を投げつけだしたのです。

かつて、イエスが地上生涯で語ったことにより、「冒涜罪確定」にされました。

ステパノも同じ内容を語りましたので、彼も「冒涜罪確定」となったのです。

その中で、「ステパノは主を呼んで言った。「主イエスよ、私の霊をお受けください。」」と言い。

さらに「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と言って、眠りについたのです。

これは、メシアであるイエス・キリスト(第二位格)が十字架刑の時に、父なる神(第一位格)に語ったのと同じです。

そして、肉体的死を迎えたのです。

ステパノの霊は、【主】の御許である天へと召されたのです。

ステパノは、使徒に次ぐ地位を与えられていましたが、知名度は低いので、当時のユダヤ人が死刑を執行する権限を持っていなかったにもかかわらず強行した理由ではないかと考えられています。

この場面に、突如、サウロの名前が登場しています。

使徒の働きの筆者であるルカの予告編の見せ方が巧みだと感じる一面です。

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