罪…
的を外すという言葉が使用されています。それは、【主】の御心からの逸脱、違反する状態を示します。信仰者は、【主】の御前に、『キリストの義の衣』を着ることで無罪とされるのです。
「聖」なる【主】と「罪」の状態にある人間の仲介者・中保者を任命していました。旧契約時代にはレビ族から、新契約時代には、イエス・キリストがその任に当たりました。ヘブル書には、「レビ系の祭司」と「メルキゼデク系の祭司」という記述があります。
出エジプトの後、荒野で律法が授与され、イスラエルの民が【主】から幕屋の設計図を示され移動しながら、贖罪や礼拝をしていました。後に、ダビデ王が企画し、ソロモン王の時代に神殿が建てられました。(中略)紀元70年に神殿はローマ軍によって破壊され、現存しません。しかし、大患難時代の中期までには、第三神殿ができていると聖書に記されています。
旧約聖書に預言されたメシアであるイエス・キリストは、王の系図、【主】の律法を遵守した唯一の義人、神の子羊として過越の犠牲として十字架に架かり、死に、葬られ、三日目に復活されました。ユダヤ人が、異邦人であるローマ帝国によって、義人を殺すという信じ難い事件が起きました。それは、人間の「罪(的外れ)」が為せる結果でした。しかし、【主】の人類救済は、その唯一の方法によってのみ完成したのです。そして、イエスはオリブ山から昇天されたのです。
「死んだものが生き返ること」「よみがえること」などと説明されます。字引などでは「蘇生」とも並記されます。聖書では、明確な線引きがあります。預言書の時代や福音書時代に、息を吹き返した人の記述がいくつかあります。彼らは、やがて寿命を迎えた時に死亡しました。これを「蘇生」と考えます。「復活」とは、甦ったら二度と死なないという意味です。信仰者は、肉体的生命の寿命で、一度は死にますが、ペンテコステ以降の信仰者は携挙の時に栄光の体に復活させられるのです。イエス・キリストは、その初穂となったのです。
反キリストの名前をヘブライ語に置き換えて「和」を求めると、「666」になると考えられています。かつての暴君「ネロ(A.D.54~68)」も「666」だったと言われますが、ヨハネの黙示録では、これから将来に登場する人物だと考えられます。(ヨハネの黙示録13章)
十四万四千人のユダヤ人…
大患難時代の前半に、エルサレム限定で、証言をする二人です。彼らが誰なのかは、推測の域を出ません。彼らの証言によって、信仰を持つ人が出てきます。彼らは、大患難時代の中期に、反キリストによって殺されます。その亡骸は葬られずにさらし者にされますが、三日半後に、【主】によって復活させられます。そして、雲に包まれて天に引き上げられるのです。