創造主である神【主】…
創造主である唯一神=「【主】」と表記。ヘブル語「ヤハウエ」と発音 英語「God」。「(御)父(第一位格)」「(御)子(第二位格)」「(御)聖霊(第三位格)」の三位格にして、唯一の存在。性質:永遠から永遠の存在、全知全能、遍在、三位一体
※この本では、「神々」との区別をするために「創造主である神【主】」あるいは「【主】」と記しました。21章以降は「神」と表記しました。
【主】の命令を忠実に行うしもべ。本書では、「御使い」を【主】に仕えるもの、「天使」を「堕天使」を指すと分けて表現。しかし、「守護天使」は正しい側。
元天使長で最高位のケルビムの座にあり「暁の子」と呼ばれていました。宝石で彩られた輝く星でのこと、三分の一の天使を従えてクーデターを試み追放されました。すでに、「火の池(ゲヘナ)」に行くことは確定済みですが、あらゆる手立てで、人間を騙して道連れにし、【主】の業を妨害する。「巨大な竜」「古い蛇」「悪魔」「サタン」「光の天使」などの異名を多数持っています。
創造主である神【主】から人類へのかなり長文ラブレター。旧約聖書三十九巻、新約聖書二十七巻、合わせて六十六巻の書物で、世界のベストセラー。天地創造から人類救済の完結まで、記されています。二重著者というのが基本的な考え方です。それは、人間の筆記者が聖霊(第三位格)の霊感によって記したのです(2テモテ3:16)。本書では、新改訳2017を採用しています。「聴くドラマ聖書」を合わせてご活用ください。
【主】の召命を受けたアブラハムからイサク、ヤコブへと続く流れを【主】の選びの民と定義しています。「ヘブル(ヘブライ)」「イスラエル」「ユダヤ」などの表記があります。ユダヤ人と言われるようになったのは、ヘレニズム時代以降です。母語は、古代ヘブライ語=聖書ヘブライ語。【主】は、選びの民であるイスラエルを通じて、全人類へのアプローチをされ、人類救済を完結されるのです。
ヘブライ語マーシャハm??aすなわち「油を注ぐ」から派生した語で、原意は「油を注がれた者」。ギリシャ語ではクリストスchristos(キリスト)と訳され、ここからのちに「救い主」「救世主」を表す語として一般的に用いられるようになった。と、日本大百科全書(ニッポニカ) では説明しています。イスラエルには、任命される時に油を注がれる役目が「王」「祭司」「預言者」とあり、イエス・キリストは、受難のメシアとして来臨し、大祭司として自らを神の子羊として贖いの完成し、やがて、栄光のメシアとして再臨し、メシア的王国の王として君臨するのです。
創造主である神【主】の人類救済である『福音の三要素(イエス・キリストは、私の身代わりに十字架で死なれたこと、葬られたこと、三日目に復活されたこと)』を受け入れることです。救いとは、永遠の火の池から永遠の幸福へ移される保証です。クリスチャンは、これを信仰しています。【主】めぐみに与る信仰者は、普遍的教会の一員になります。
本書では、クリスチャンのことを信仰者と表記しています。これは、聖徒とも言われます。
一方、自らの意志で信じない人、まだ信じていない人に関しては「不信仰者」と表記しました。伝統的に、求道者や未信者と表現されています。
人間には、自由意志が与えられていますから、各自の自由意志による態度の決定が問われ続けているのです。
堕落…
罪に向かうのが人間の本性で、アダムとエバが取り返しのつかない失敗を選択したことから、「罪」を代々引き継いでいます。