永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

わかりやすい聖書ガイドヨハネの黙示録発売中。肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

ステパノのメッセージ イスラエルについて 使徒の働き7:41~43

『7:41 彼らが子牛を造ったのはそのころで、彼らはこの偶像にいけにえを献げ、自分たちの手で造った物を楽しんでいました。
7:42 そこで、神は彼らに背を向け、彼らが天の万象に仕えるに任せられました。預言者たちの書に書いてあるとおりです。『イスラエルの家よ。あなたがたは荒野にいた四十年の間に、いけにえとささげ物を、わたしのところに携えて来たことがあったか。
7:43 あなたがたは、モレクの幕屋と神ライパンの星を担いでいた。それらは、あなたがたが拝むために造った像ではないか。わたしはあなたがたを、バビロンのかなたへ捕らえ移す。』 使徒の働き7:41~43新改訳2017』

「真実は人を傷つける」といいます。

これは、イスラエル初代の大祭司アロン(モーセの実兄)が民の要求に応じたのが「金の子牛」事件です。その後の時代にも、それに類した行為や他の民族の偶像礼拝を取り入れたりしました。

それは、「自分たちの手で造った物を楽し」む行為であり、また、創造主である神【主】に対する背信行為です。

その流れは、メシアであるイエス・キリストを拒否し、十字架刑に追いやるという状況を生みます。

創造主である神【主】の計画は、その民の「罪(全人類の)」がメシアであるイエス・キリストを十字架刑に追いやり、その全血によって、唯一の贖いが完成され、葬り、復活を経て、死に対する完全な勝利をもたらされたのです。

人間は、【主】の完全勝利の御業に目を向けて、信仰を持てば、「罪」からも「死」からも解放されるのです。

でも、人間の悪いクセは、自分の影を見てしまうことなのです。それは、いつまでも癒えない傷になり、そこに塩がすり込まれると、それに耐えられなくなるのです。

ステパノのメッセージは、大祭司の尋問に応答するものです。このストレートすぎるアプローチは、彼らのジレンマに拍車をかけることになるのです。

一方、モーセの心情を考えてみましょう。三か月までは両親の元で育ち、ファラオの娘の養女になってから乳離れするまでは、実の母が乳母になりました。その後、40歳までエジプト人としての生活をし、40歳から80歳まで、ミデアンの荒野で羊飼いをします。そこに、創造主である神【主】が顕現し、出エジプトのリーダーを命じられます。

でも、ファラオとの交渉など、神経をすり減らす攻防は、【主】の導きとあらゆる訓練を受けてこそ、切り抜けられるものだったと推察します。

シナイ山で律法を授与されたモーセは、【主】との交わりの余韻も覚めやらぬまま、兄アロンや民たちが「金の子牛」を祭り、自分たちで盛り上がる姿に愕然とするのです。それは、律法に触れる行為ですから、受け取ったばかりの石板を砕かざるを得ないと考えたのでしょう。その時のモーセの心情は如何ばかりだったでしょう。

ステパノは、イスラエルの慢性的罪=偶像礼拝をストレート語りました。これに対する最高法院や民の反応は衝撃的な結末に至ります。

メシアであるイエス・キリスト初臨の時に、民はメシアを拒否しました。しかし、大患難時代の最後の三日間に創造主である神【主】に悔い改めをして、メシアであるイエス・キリストが再臨されます。究極の状態において、二度目でメシアを認め受け入れるのです。

その時に向けて、【主】の時計の針は進んでいくのですね。

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