永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary

わかりやすい聖書ガイドヨハネの黙示録発売中。肉体的せかいのおわりを乗りこえる方法 幸福を科学ではなく実感するチャレンジ イエスをメシアと信じることから始まる平安体験の探求と気づきメモ by Davi Blackstone

サンヘドリンとガマリエルによるアドバイス 使徒の働き5:33-39

『5:33 これを聞いて、彼らは怒り狂い、使徒たちを殺そうと考えた。
5:34 ところが、民全体に尊敬されている律法の教師で、ガマリエルというパリサイ人が議場に立ち、使徒たちをしばらく外に出すように命じ、
5:35 それから議員たちに向かってこう言った。「イスラエルの皆さん、この者たちをどう扱うか、よく気をつけてください。
5:36 先ごろテウダが立ち上がって、自分を何か偉い者のように言い、彼に従った男の数が四百人ほどになりました。しかし彼は殺され、従った者たちはみな散らされて、跡形もなくなりました。
5:37 彼の後、住民登録の時に、ガリラヤ人のユダが立ち上がり、民をそそのかして反乱を起こしましたが、彼も滅び、彼に従った者たちもみな散らされてしまいました。
5:38 そこで今、私はあなたがたに申し上げたい。この者たちから手を引き、放っておきなさい。もしその計画や行動が人間から出たものなら、自滅するでしょう。
5:39 しかし、もしそれが神から出たものなら、彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすると、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」議員たちは彼の意見に従い、 使徒の働き5:33-39新改訳2017』

使徒たちの返答は、サンヘドリンに殺意を抱かせました。特に、「肉体の復活はない」と考えていたサドカイ派は、「使徒たちを抹殺してしまえば、すべて、無かったことになる」と思い込んでいたかのようです。

でも、怒り狂う彼らには、冷静な判断などできるものではありません。

しかし、議会の中でも尊敬を集めているパリサイ派のガマリエルが、使徒たちを議場の外に出し、議員たちに冷静に話を始めるのです。

「先ごろテウダが立ち上がって、自分を何か偉い者のように言い、彼に従った男の数が四百人ほどになりました。しかし彼は殺され、従った者たちはみな散らされて、跡形もなくなりました。」とテウダという煽動者についての経緯を取り上げ、続いて、「彼の後、住民登録の時に、ガリラヤ人のユダが立ち上がり、民をそそのかして反乱を起こしましたが、彼も滅び、彼に従った者たちもみな散らされてしまいました。」と、ガリラヤ人のユダという煽動者についても経緯を述べました。

その上で、「そこで今、私はあなたがたに申し上げたい。この者たちから手を引き、放っておきなさい。もしその計画や行動が人間から出たものなら、自滅するでしょう。」と述べ、さらに、「もしそれが神から出たものなら、彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすると、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」と懸念と危惧を述べたのです。

使徒たちの証言が、創造主である神【主】からのものならば、対抗できないし、【主】に敵対する行為になってしまうと言う警告です。

これに、議員たちは従わざるを得ませんでした。

このガマリエルは、ヒレル学派の権威で、後に使徒パウロとなるサウロの師匠でした。シャマイ学派もあり、この二大学派がパリサイ派の名門だったのです。

サドカイ派は、貴族階級で、「肉体の復活を信じない」のです。

それに対して、パリサイ派は、イエスがメシアだと認めないけれど、「肉体の復活は信じていた」のです。

今日のキリスト教プロテスタントは、聖書的ユダヤ教とも言える立場です。

今後、大切なのは、ユダヤ教が、イエスをメシアと信じ受け入れるときに、完成されたユダヤ教として祝福されるという事です。

メシアニックジューは、それを先取りしているように私は感じています。