『運がいいのは「実力」のたまもの、運が悪いのは「習慣」のなれはて (お金は君を見ている キム・スンホ著 訳・吉川南)』
「人生は運次第」なのかも知れません。
でも、その「運」にどの様に向き合っているのかを反省させられるような本でした。
「お金持ち」というキーワードは、多くの人を引きつける魅力を持っています。
ただし、それが、本物なのか?
一時的、表面的なものの可能性もありますので、吟味が必要です。
「運も実力のうち」という言い回しもよく使います。
単に才能に恵まれているだけではなく、いざという時に結果に繋がる運を引き出せる事をイメージしているのですね。
今では、すっかり大リーグを席巻している「大谷翔平選手」がその一人として挙げられるでしょう。
彼は、才能を磨き、実力を積み重ね。前人未踏の領域にいます。
今シーズンは、二刀流を封印して、「DH」として、特別な経験をしています。
10年契約の一年目は、チームからの年俸は抑え気味にしているらしいですが、スポンサーからの資金は潤沢なようです。
さらに、家族にも恵まれ、誰から見てもうらやましく映っていることでしょうね。
しかし、それらは彼が積み上げてきたモノです。
また、それに加えて「運」も引き寄せまくってます。
大谷翔平選手の場合、自分で決めた生活習慣を第一に考えると聞きます。
ですから、良い習慣化を改善し続けることで、毎日のようにバージョンアップをしているように感じます。
その構造が盤石なのは、積み重ね方が良いからと考えます。
それをコツコツとしてきたのです。
天賦の才は遊んでいても花開くというのは、最早、幻想なのでしょうね。
潤沢な資金を何に使うのかを気にしている人も多いでしょう。
でも、彼にとっては、「富」をどのように感じているのでしょうか?
野次馬の一人としては、金満家のギラギラとした大谷翔平選手を見てみたいようにも思います。
しかし、それよりも、彼には、どこまでバージョンアップ出来るかを極めて欲しいですね。
「運」を生かすためのより良い習慣をバージョンアップしていこうと考えています。