『「待ち合わせをすると、約束時間の10分前に日本人が、5分前にドイツ人とスイス人、定刻にイギリス人が現れる。そこから5分遅れでフランス人、15分遅れでイタリア人、30分以上経ってからようやくスペイン人がやってきて、最後まで来ないのはポルトガル人」』
「ヨーロッパ人が好きな小噺(こばなし)」として紹介されています。
それぞれの民族性を感じることが出来ます。
日本は、公共交通機関も定時運行が当たり前です。30分以上の遅れは、異常事態です。
近年、自然災害の懸念などから、計画運休や、早めの停止をするケースもあり、以前とは、様子が変わってきている一面もあります。
また、「5分前行動」の呼びかけによる習慣づけなどにより、日本人同士だと、定時に行っても、もう一歩先に行って、誰も集合場所にいない事もありそうです。
あるプロスポーツのチームでは、30分前集合が当たり前だった時代があるそうです。
何のために? 誰のために? という話から、今では、ほぼ定刻集合になってきたという話には、時代の変化を感じます。
海外の集合なら、日本人は余計に気を遣って、10分前に集合場所に行くというのも頷けますね。
その次は、ドイツ人とスイス人が挙げられています。
私の印象は、規律に厳しめなのかな?と言うモノです。
定刻に登場するイギリス人は、ドンピシャを狙う紳士なのかも知れません。霧に霞むロンドンだと、もちろん傘をさすことなく颯爽と登場するのでしょうね。
フランス人は、自由の国というイメージが一人歩きしているのかも知れませんね。でも、自分の意志を通す何かに注目していそうな印象もあります。
イタリヤ人は15分遅れと書かれています。だから、世界最速を目指すスーパーカーを開発したくなるのかな?と勘ぐりたくなります。日本で言うと沖縄時間のような感覚でしょうか?
30分遅れはスペイン人、それでも来るというのは立派なコトなのでしょう。
とうとう来ないのがポルトガル人、どうして?と聞きたくなります。みんながみんなそうではないとは思いますが、そのような傾向のあると考えて対策をしておく必要もあるのでしょうね。
時間を守るというのは、様々なことを共有する現場では、お互いのために大切な要素です。
民族や文化の違いを理解した上で、より良い関係性を探っていきたいですね。