『もし自分が間違っていたと素直に認める勇気があるなら、災いを転じて福となすことができる。過ちを認めれば、周囲のものがこちらを見直すだけでなく、自分自身を見直すようになるからだ。デール・カーネギー』
認める勇気というのが、このフレーズのキーワードです。
最近は「嫌われる勇気」とか「鈍感力」が大切な時代だと感じます。
でも、自分の振るまいが100%正しいとは限りません。
ですから、自分の判断や選択を省みる必要があるのです。
「思考」「決断」「実行」「振り返り」という流れを繰り返していくイメージです。
この「振り返り」というのがポイントで、この流れを俯瞰して見直すという事です。
これには、切り分けが必要です。
それは、自分自身に関すること、自分ではコントロールできないこと、選択した要素などです。
この自分自身に関することで、自分の選択や判断がどうだったかを振り返るのです。
ですから、他人の悪口は抜きで行うのです。
それにより、自分が間違っていたと感じた点をリストアップし、次の思考に生かすのです。
ケースによっては、一緒に進めていた誰かが招くミスだってあると思います。
でも、それよりも、自分に目を向けるのです。
その姿勢が、周囲にも良い影響を及ぼすとデール・カーネギーは言うのです。
そのコツは、「素直に認める」事だと記されています。
等身大の振る舞いは、基本です。
また、素直で純粋な振る舞いこそ、周囲へ浸透しやすいようです。
まず、自分に目を向けること、自分軸は、自己中というわけではなく、自分自身を等身大に評価することにつきます。
自分を大切にし、健全に愛すると言うことがベースにあると、また、別の落ち着きも伴うと考えています。
自分が間違うはずがないという傲慢な状態であれば、周囲から総スカンされることでしょう。
ここから、皆と同じ高さの地面に降りられるか? それが、人生の勝負のようです。
デール・ブレッケンリッジ・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie:1922年頃までは「Carnagey」と表記)(1888年11月24日 – 1955年11月1日)は、アメリカの作家で教師にして、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者。