タイで撮影された動画だそうです。
最近、銀色のバンパーは見かけない国が多くなりました。
このクルマは、手入れが行き届いていて、ピカピカです。
そこに映っているのは、ワンちゃん自身なのですが、当然のことながら、自分が動けば、相手も動くことになります。
得体が知れない相手を威嚇して、自分の身の安全を守ろうと必死になる気持ち、分かります。
この勝負、どうなったのでしょうか?
人間もこれに似たことをしています。
さすがに、鏡に映る自分には、吠えないでしょうけれどね。
鏡に映る自分が好きになれないとか、自分の外見のアラ探しばかりしてしまうとか、それも、似た行動かも知れません。
人間の場合、他人に、いろいろな事柄を重ね合わせていませんか?
自分自身の好きになれない所だったり、自分の親や兄弟の一面を重ね合わせていたりします。
これは、お互い様で、自分も相手も、無意識のうちに、その姿以上の何かを感じてしまっていることが、あるのです。
突然、相手がキレたり、自分がキレたりした経験がある人は、これも関係していると考えられます。
これの背景にあるのは、「投影」「転移」「同一視」「投影同一視」などです。
人間は、見えるものだけではなく、何かを感じるモノに揺さぶられ、衝動的に行動することがあります。
それが、人生の分かれ目となることがあるのですが、良い方向性もありますので、鏡や相手に映る自分の姿を冷静に観察する視点を大切にしたいですね。
心理学における投影(とうえい、英: Psychological projection)とは、自己のとある衝動や資質を認めたくないとき(否認)、自分自身を守るため(防衛機制)それを認める代わりに、他の人間にその悪い面を押し付けてしまう(帰属させる)ような心の働きをいう[1][2][3]。たとえば「私は彼を憎んでいる」は「彼は私を憎んでいる」に置き換わる[3]。そのひとつに責任転嫁(Blame shifting)があり、たとえば習慣的に失礼な振る舞いをしている人は、いつも他者を失礼な人だと言って回っているケースがある。一般的には悪い面を強調することが多いが、良い投影も存在する。