最近は、「引きこもり」がクローズアップされているので、ある程度、認知され顕在化しています。
しかし、日本の歴史を見ても、座敷牢というものがあり、本人の意志に関係なく幽閉されるパターンもありました。また、海外留学や別荘に行っているという体裁で、その実は引きこもりだったということもあるというケースも聞きます。
でも、引きこもり傾向は、社会生活を営んでいる人の中にも、数多くいるようです。
社会的に生計を維持していくためには、経済活動をしていくのが必須です。
それが確保できていても、リストラや何かのバランスが崩れた時になるというケースもあります。
結構、潜在的な要素がある人が多いようです。
これは、インドア派が当てはまるわけではなく、案外、「自分は絶対引きこもりにはならない」と強く思っている人に、その傾向があるのかも知れませんね。
一生懸命してきたことに区切りがついた時に出てくるのが「燃え尽き症候群」と言われます。
また、どれだけがんばっても達成できない所で、力尽きてしまうこともあります。
ひたすら目標に向けて、なりふり構わず、借金をして破綻に至るなどもありますね。
さらに、やり手の実業家でも、ある日突然、「虚無感」に苛まれるというきっかけもあります。
でも、「もう、こんな会社辞めてやる」が口グセの人は、思いのほか粘り強いという傾向も感じます。
そばにいる人でも、「この人は大丈夫!!!!!」と断言できない要素はあります。
まあ、誰にでもひきこもる可能性はあるというくらいに考えておいた方がよいのだと考えています。
それを避けるためには、「自立」しても「孤立」しない工夫をする。
自分が困った時の支えを確立しておくことも大切です。
これは、助けてくれる人や、貯蓄、そして、安心して休める環境などです。
また、対人関係の調整も大切です。
それは、お付き合いの距離感を意識することです。
自分にも、相手にも、程よい関係を探り続けるのです。
身の回りの整理も、気が向けば取り組めますね。
でも、何事も肩にチカラを入れすぎない事が大切なようです。
自然体で居られる本来の自分をイメージしていくことが、そこそこな人生をおくるキーポイントなのかも知れませんね。