最近、「牛のゲップが地球温暖化の要因」だという話を耳にする機会があり、牛ではない人間の私が理解できずに困惑しています。
困惑しているのは、私だけではなく、犯人扱いされた牛を育てている酪農家の方々であるというのです。
そもそも、気候変動に関しては、化石燃料推進派と核燃料推進派の対立という側面があり、その真相は、双方にとって不都合な真実として解明されていくと指摘する人もいます。
20世紀に世界的な目まぐるしい産業転換がありました。
大国のコンクリート消費量は何と形容してよいか分からないほど莫大なものであり、それに伴う工業生産や発電などにも、直接環境に影響がある要因があるのは、火を見るよりも明らかです。
また、経済発展に伴い、食生活の変化もあり、世界的な食材の供給事情にも大きな影響を与えています。
その中で、高級な部類の牛を育てる比率が上がっていることは推察できますが、地球温暖化の容疑者として、名指しされるとは、夢にも考えなかったでしょうね。
その様な中、究極な自然サイクルを追求する人を何かの番組で特集されていました。
それは、水源に近い所で、自給自足で、ほぼ電気もない暮らしを究極の循環リサイクルで実現していました。
自分たちや動物の排泄物を囲い、そこから出るメタンガスを燃料として煮炊きをしていました。また、堆肥化を促進して、畑に活用していました。
郡部ならではの実現可能なアイデアですが、それが、必要なのであれば、そのような社会構造に転換していく必要もあるのかも知れません。
しかし、利便性や衛生的な側面を重視するならば、それも、両立できるようなアイデアも必要になりますね。
火力発電なども、完全燃焼に近いシステムや化学物質が飛散しないような工夫が必要です。
また、雨の前後に「ドブくさい」何かの物質が飛散していないかも検証して欲しいです。
気候や気象がおかしくなっていると考えている人は、私だけではないと考えています。
便利な世の中をできるだけ維持しつつ、可能な限りのクリーンな循環サイクルが実現される日を心待ちにしています。
参考資料
牛のゲップが温暖化の原因?! 私たち酪農家ができること