人間社会は、成長するに従って、精神的にも経済的にも自立する必要性があります。
もう一つの側面は、共生社会ですから、助けたり、助けられたりの共助がテーマになります。
どのように助け、または助けてもらうかには、難しい要素もあります。
お互いの自立を損なわないようにしなくてはなりません。
介護などは、その域を超えてしまいますが、助けてもらう側がそれを認め、助ける側がそれを理解している必要があります。
親族にでも、ナカナカ他人に対して、助けて欲しいとは言い出しにくいモノです。
一方、いつでも、どこでも助けを呼んでいるような、他人頼みの人も見かけます。
助ける側は、相手の様子を観察し、本当に必要な助けをする必要を感じています。
相手が自分でできるようなコトは、なるべく手出しをしない方が良いようです。
助けてもらう側は、今の自分にとって何の援助が必要なのかを明確にする事が大切です。
自分でも状況が把握できていない状態で、ただ闇雲に「助けて」というのは、こんがらかったままの毛玉を相手に渡して、ほどいて欲しいと言っているようなモノだと気づく必要があります。
一番望ましいのは、お互いが、自立している状態で、自分にはできない、あるいは苦手なコトを助けてもらう、そして、得意な人が必要な部分をサポートするなのだと考えています。
これが、奥深く課題のあるテーマなのですね。
自分が得意なことの出番が、巡ってこないこともありますが、さらに研鑽を積んで、やがての時に備えるようにしておきたいですね。