『それは、わたしを愛する者に財産を受け継がせ、彼らの宝庫を満たすためである。 (箴言8:21新改訳2017)』
人生を生きていく為に大切な要素を「人、モノ、金」と表現したりします。
人間が最もつまずきやすいのは、自分の器を越えたモノや金に取り囲まれた時なのかも知れません。
逆に、充実感を味わえるのは、程よい人間関係に恵まれているという実感がある時ではないでしょうか?
自分が孤立しているとか、何かに取り組みたい時に足りないという要素に対して、「○○があれば」と考えがちです。
もちろん、その要素が適度に満たされれば、ウマく事が運ぶ可能性が出てきます。
冒頭の箴言は、「財産を愛する者に」と記してあります。
この財産承継には、愛が必要なのです。
その理由は、この地球上での最大の愛によって造られた財産だからです。
それに応答する唯一の方法は、その最大の愛を受け取る謙遜な信仰です。
相続する財産がどのようなカタチかは、それぞれ異なりますが、信仰者には「愛の相続財産(祝福)」が用意されています。
それは、一見、自分には欲しくないような包装がなされている事があります。
でも、愛の原則に基づけば、受け取る人に必要なモノなのですね。
例えそれが、試練困難であっても、それには、深い意味があるハズです。
もう一つ、「宝庫を満たす」と記してありますから、信仰によって受け取っていくことにより、自分の器が満たされるという事なのですね。
さらには、器の上から溢れ出て、周囲を潤していくことになるのですね。
ヒケツは、絶対に焦らない事です。そして、謙遜な信仰を維持して、愛に根ざし歩む事です。
最大の愛の本質を確認し、感謝をもって歩むことで、自分から見える景色がガラッと変化していきます。
現状が自分の願望にそぐわないと嘆いている時間がもったいなく感じてしまうハズです。
経済的な祝福は、信仰者が全員、億万長者になるという訳ではありません。
これは、よく誤解されている事です。
例え経済的に裕福ではなくても、感謝して生きることができると言うことが、実にスゴいことなのですね。