『人間はつねに、自分が理解できない事柄はなんでも否定したがるものである。 パスカル』
「そんなこと知らないから、あるわけがない」というニュアンスなのでしょうか?
あるおばあちゃんが「今度とおばけは見たこと無い!」と言っていたのが耳に入ってきました。
「また今度」という別れ際のあいさつに対する返礼でしたね。
「気軽に、『今度』と言うけれど、ほとんどの場合、社交辞令で、その時は来ないだろうね。」という意味合いと受け止めています。
冒頭のフレーズは、「パスカルの定理」で有名なパスカルの言葉です。
彼は、10歳くらいの時から天才の片鱗を見せていたと言われています。
周囲の人たちが気づかないことを探求し、彼が気づいたことに対して周囲がこのような反応をしていたのかも知れませんね。
視点の違いや洞察力の方向性、または、洞察力の深さなどは十人十色です。
周囲には理解できない図形を書いている少年を大人たちは冷たい視線で観察していたのでしょうか?
その時の体制派が作りだした基準に迎合して生活する多くの民にとっては、新発見は新たなカオスを招くかも知れない不安材料の一つでもあるので、本能的に否定してしまうとも考えられます。
体制派にとって都合が悪い情報は、「そんなの陰謀論だ!信じるんじゃないぞ!」などと否定するのも、体制派が転覆を恐れて、否定したい情報なのかも知れませんね。
いずれにしても、情報は玉石混交ですから、一人一人が、聴いて、考えて、調べて、内容の精査をしていく必要性がありますね。
その選択の方が、頭から全否定するよりも、得することがありそうです。